
アンケート結果をAIで集計してみた
人事統括室室長の板東です。非エンジニアです。
今回は、アンケート結果の集計をAI活用して実施してみました。
以前は、ファイル取込ができなかったので、なかなか難しい状況でしたが、各ツールにてファイル取込ができるようになっているので、その機能を活用して集計してみました。
AI-StarterのClaued Sonnet4を活用していきます。
AI-Starter
クラスメソッドが提供している生成AI環境構築サービスになります。
社内において環境が提供されており、クラスメソッドに所属しているメンバーは自由に活用することができます。
1. やったこと
Google Formsで実施したアンケート結果を使います。
まず、アンケート結果が集計されているスプレッドシートをExcel形式でダウンロードしました。
そのExcelファイル(.xlsx)をAI-Starterへ取込を実施し、集計のプロンプトを指示します。
「設問単位にて、定量的に集計・分析してください。」
シンプルなプロンプトで集計を実施しました。
2.起きたこと
プロントの指示に従って、集計結果が算出されました。出力された結果を点検します。今回は、入力したデータについて251行のデータを利用したので、設問単位での集計数を合計した際に、251と一致するかどうかを確認していきます。
247など各設問単位でも集計に差がある状態となりました。集計結果の項目の降順については概ね問題なさそうですが、具体的な数字については、一致していない設問がありました。同じAI-Starterの別のツールで試してみても、同様に集計数字が合わないことが発生しました。
大枠としての傾向は、捉えられるので目的としては問題ないのですが、もやもやを抱えていました。もやもやの正体は、数字が合わないと集計そのものが正しいかどうか不安になるということです。解決したいと思いつつも、明確な解決方法が思いつかないまま時は過ぎていきました。
3.解決に向けたアプローチ
全く別のAI活用の話の流れで、そもそも不明な事があった場合に、その不明な事自体をAIに質問することで、問題がクリアになるという話を聞きました。その時に、ずっと抱えていた上記の問題を思い出し、早速そのままAIに聞いてみました。
Excelファイル(.xlsx)の取込では正しく集計することができない可能性があることが分かりました。
続けて、対応方法を聞いてみました。
ファイル形式の問題でした。。。
4.結果
早速、同じファイルをCSV形式でダウンロードした上で取込して、同じプロンプトで集計したところ、より近い数字で集計ができました。
結果として、プロンプトの内容とかではなく、基本的なITリテラシーの問題でした。実際にやってみて疑問に思って、いろいろ試してみて気づけて良かったなと思っています。
というわけで、簡易な集計であれば、AI活用することで時間短縮は可能です。
出力結果については、そのまま信じるのではなく、いくつかの設問で数字の確認は実施ください。
ファイル形式の可能性もお忘れなく。
クラスメソッドでは、データ事業本部にて、データエンジニアをはじめ多数のポジションにて募集中です!