QuickSight 新料金プランについてまとめてみた

QuickSight 新料金プランについてまとめてみた

Clock Icon2025.04.17

困っていた内容

2025年5月1日から、Amazon QuickSight が新料金プランとなるため条件など確認したいです。新料金体系における課金ルールはどのようになっていますか?

回答

実際に疑問点としていただいた内容をまとめてみました。
※こちらの情報は、2025年4月時点のものになりますので、料金についての情報はご利用前にAWS公式ページにて最新情報をご確認ください。

FAQ

Q:検証のため、作成者/閲覧者を新規作成・削除していますが、いくつもユーザーを作ることになった場合、作ったユーザーの分だけ課金が発生してしまうのでしょうか?

A:はい、新料金体系では作成者と閲覧者共に、QuickSightへの登録時点から課金が開始されます。ユーザーがログインしない月があった場合でも各ユーザーそれぞれ料金が発生するため、使用頻度の低いユーザーの整理が必要になります。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-q-in-quicksight-new-user-role-amazon-quicksight-enterprise-edition-new-pricing/


Q:同名ユーザーの作成・削除を繰り返した場合、作成の度に新規ユーザーとなるのか、同一ユーザーとして扱われるのでしょうか。1度削除したユーザーを復活させることができるのでしょうか。またその場合は、課金はどうなるのでしょうか。

A:同名ユーザーを作成・削除を繰り返した場合でも、新規ユーザーとして認識され別途請求されてしまいます。また、作成時は日割り計算となりますが、削除した場合はその月の月末までの請求となり、月中に作成と削除を繰り返した場合、それぞれのユーザーに対して請求されます。

※仮に検証用として予め削除することが予定されたユーザーの場合、月末に近いタイミングで作成・削除を行ったほうが、月初に作成するよりもコストは抑えれそうです。


Q:旧プランからプラン変更を実施しなかった場合、5月1日より自動的に新プランに変更となる認識です。この場合に変更されるプランはどうなりますか?閲覧者には下記の3プランがある認識です。

  • 月間プラン
  • 年間プラン
  • 固定プラン

https://aws.amazon.com/jp/quicksight/capacity-pricing/

A:月間プラン、年間プランはあくまでオプションの設定になるので、プラン変更を実施しなかった場合には、「固定プラン」の料金プランに変更されます。


Q:利用頻度の低い閲覧者が大量に存在する環境では、リーダーセッションキャパシティも検討事項に入れる必要がでてきますが、セッションキャパシティプランを選択する際の考慮点や、費用対効果の観点ではどういったものが考えれますか?

A:ユーザーベースの場合には使用頻度の低いユーザーの整理を行い、ユーザー数が 100~200 以上となりセッションキャパシティの課金の方がコスト優位性があると判断できる場合には、リーダーセッションキャパシティを検討した方がよさそうです。

以下ブログ記事の、「料金シミュレーションしてみる」もご参考ください。
https://dev.classmethod.jp/articles/quicksight-new-reader-price/#toc-1

おわりに

もうすぐ新料金プランとなりますが、疑問点のご質問が多かったのでまとめてみました。
この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。

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