【トラブルシュート】Access Context Managerの権限エラーを解決する
概要
Access Context Managerを操作する際には、組織リソースが必要になります。
今回は、Access Context Managerを設定する際に組織自体に権限がない場合に出るエラーについて、解決していきます。
と言っても、コンソールから簡単にできる操作なので、参考がてら見てくだされば嬉しいです。
Access Context Managerのエラー
組織自体に権限がない
まず、Google Cloud コンソール上の検索窓で「Access Context Manager」と入力し、操作画面に移ります。
遷移後、権限がない場合には、下記画像のように追加のアクセス権が必要ですとメッセージが出てきます。
トラブルシューティング情報をそのままコピーして、Cloud Shellにて権限を付与するのもいいですが、今回はコンソール上でぽちぽち設定していきます。
赤枠内の権限を組織に付与しないと操作できません、と書いてあります。
さらに公式ドキュメントを見てみると、組織レベルのアクセス ポリシーまたはスコープ ポリシーを作成するにはAccess Context Manager 編集者ロールで権限を包含できるようなので、こちらのロールを付与していきます。
※ 最小権限の原則に則る場合、個別にカスタムロールを作成する方法、さらに権限を絞ったロールを選択する必要があります。
権限の追加
まず、Google Cloud コンソール上の検索窓で「IAM」と入力し、操作画面に移ります。
権限の付与を選択します。
組織レベルでAccess Context Manager 編集者のロールを、該当のユーザーに付与していきます。
これで、組織に権限が付与できました。
再度、Access Context Managerと検索し遷移すれば、操作画面が開けるはずです。
アクセスレベルを作成で、条件を追加することができます。
※ もしまたエラー画面が出る場合には、ブラウザ自体をロードしてください。
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