
AI エージェント新時代到来 A2A protocol を試してみた #GoogleCloudNext
はじめに
2025/4/9-11 の 3日間の日程で Google Cloud Next '25 がラスベガスで開催されています!
4/9 の Keynote にて複数のアップデートがリリースされましたが、リリースの中から A2A protocol について試してみました。
A2A protocol
A2A protocol は、AI エージェントの連携を標準化することで、AI を活用したワークフローをさらに実用的にします。
このプロトコルの標準化によって AI エージェントは相互に通信し、様々なエンタープライズプラットフォームやアプリケーション上で活用できるようになります。
すでに 50 社が A2A protocol への対応を表明しています。
ソースコードも公開されているので色々試してみることができます。
Demo アプリ
A2A にはデモアプリが付属しており、Web UI 上から動作を試すことができます。
実行には以下の環境が必要です。
- Python
- uv
- Gemini の API Key
AI エージェントの起動
デモアプリから連携する AI エージェントを起動しておきます。
こちらも Gemini の API Key が必要になります。
export GOOGLE_API_KEY=<Gemini の API Key>
CrewAI の起動
uv python pin 3.12
uv venv
source .venv/bin/activate
uv run . --host 0.0.0.0 --port 10001
ADK Agent の起動
uv run google_adk
LangGraph の起動
uv python pin 3.13
uv venv
source .venv/bin/activate
uv run . --host 0.0.0.0 --port 8080
A2A デモアプリの起動
export GOOGLE_API_KEY=<Gemini の API Key>
cd demo/ui
uv run main.py
デフォルトだと 0.0.0.0:12000
になるようです。
AI エージェント一覧
Chat で何ができるか一旦聞いてみましょう。
どうやら画像生成などもできるようです。
犬と猫の画像を生成するようにお願いしてみました。
先ほどの会話について、実際にどういうやり取りをしたのかをイベントログで追ってみます。
さいごに
自分が現在携わっている製造業においても、AI エージェント同士が連携したソリューションは効果的に活用できると考えられます。今後、対応するエンタープライズアプリケーションが増加するとさらに解決できるケースが出てきそうです。AI エージェント同士を連携させることで、運用や予知保全、需要予測などの業務がより容易に統合できるようになるか引き続き試していきます。