AI Challenge Dayに参加してきました!

AI Challenge Dayに参加してきました!

Clock Icon2025.06.26

2025年6月12日~19日に開催された、ASCII × Microsoft AI Challenge Dayに参加したイベントレポートになります。

当日の発表会の様子はYoutubeでライブ配信されましたのでご興味ある方は是非ご覧ください!
https://www.youtube.com/watch?v=2tTHr20sT_o&t

AI Challenge Dayとは?

株式会社アスキー総合研究所と、日本マイクロソフト株式会社が主催する生成AIコンテストです。
テーマは「生成AI」。4回目の開催となる今回は、生成AIを活用したビジネスに取り組む12社が全国から集結し、工夫を凝らしたアーキテクチャや、すぐそこに迫る生成AIの未来について熱く語り合います。

今回のチャレンジ概要

参加概要

  • 開発期間:6月12日~18日
  • 発表日:6月19日

チャレンジテーマ

「ECサイトにおける次世代顧客体験の提案アシスタントを開発しよう!」

運営からは以下が用意されており、EC体験をサポートするAIエージェントを作成することが目標でした。

  • ECサイトで扱う商品のデータ
  • 顧客としてふるまうエージェント(ペルソナ)

取り組む問題

取り組む問題は大きく分けて二つでした。

A:ECサイト訪問者向けの次世代検索アシスタント
事前に与えられたペルソナからの問い合わせに対するECエージェントの応答が、正解にどれだけ近いかを評価する問題です。主にRAGの性能を評価する内容でした。

B:仮想顧客エージェント対話
開発したECエージェントとペルソナとの対話による、商品購入に至るまでの過程や金額を評価する問題です。主にAIエージェントの性能を評価する内容でした。

用意された商品データを使って、RAGとAIエージェントの構築を行いました。上記の課題を基に、技術的な実装だけでなく、開発したECエージェントとの対話を通して次世RAGとAIエージェントの構築を行いました代のECサイトが提供する顧客体験について想像を膨らませる取り組みとなりました。

開発期間(6/12~18)

私の開発期間の感想、技術的に挑戦したことは後日別の記事で紹介します!

今回私の記事では書ききれない技術的な内容について、同じチームで参加した亀井さんの後日談記事を紹介します。
AI Challenge Day 2025の後日談

感想

他社の発表から得た学び

各社の発表を聞いて、現状の課題分析から理想のユーザー体験、そして未来のビジョンまで語られている内容の質の高さに驚きました。技術面では、半数弱の企業がMCP(Model Context Protocol)を活用にチャレンジしていたほか、UI/UXにもしっかりと作り込みがされており、実際の購入体験のデモまで用意している企業も多く、その完成度にわくわくしました。

「ハイパーパーソナライズ」、「マルチエージェント」、「店員と対話しているような体験」、「潜在的購買欲求の引き出し」などのキーワードが印象的でした。今回のコンテストで見えた大きな流れとして、商品データ分析はもちろん、レコメンドといった対面店舗で従来人間が行っていた作業をエージェントに任せるという構想がみられました。また、各エージェントの責務を明確に決めて、小さな責任範囲でタスクを遂行してもらうアプローチをとっていた企業が最も優れた評価スコアを出しており、効果的であることを学びました。事前に共有されたECエージェントの評価項目は、今後の実務において非常に参考になる内容でした。

開発イベントならでは

開発イベントの醍醐味は、アイデアを短期間で集中的に具現化することにあると思っています。今回、開発にはClaude Codeを活用してみましたが、素早く動くものを作ることができ、とても良い体験となりました。
テーマが決められたコンテストやハッカソン形式の開発イベントは、自分が考えたテーマを様々なチームが異なる視点から深掘りして形にしてきた成果を聞く貴重な機会でもあります。どのような工夫を凝らしてきたかを当事者として聞けるため、学びが非常に多いイベントでした。今後もこのようなイベントがあったらぜひ参加したいです。

まとめ

今回のイベントでは初めてのものが多くありました。Azureに本格的に触れるのは初めてでしたし、企業で参加する開発イベント自体も初参加でした。これまで開発イベントといえば学生ハッカソンしか経験がなかったため、より高いレベルの技術活用や成果を目の当たりにすることができました。
今後も個人的に触ってみたい技術やフレームワークが見つかったので、継続して学習していきたいと思います。
本イベントの開発期間に取り組んだ技術的な内容については後日記事を書く予定です。お楽しみに!

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