こんにちは、スズです。
2023年11月1日（アメリカ現地時間）に、Alteryx 2023.2がリリースされました。
追加された新機能の1つにテンプレートがあります。テンプレートを使用することで、よく使用するワークフローの構成や、書式を設定したコメントツールを含むワークフローを、簡単に呼び出しすることができるようになります。本記事ではテンプレートの機能についてご紹介します。
前提
本記事の執筆にあたり、使用しているAlteryx Designerの環境は以下の通りです。
- Alteryx Designer 2023.2
- Windows 10 Pro
テンプレートの機能については、Alteryxの公式ドキュメントに記載があります。本記事では、公式ドキュメントの内容を元にご紹介していきます。
テンプレートファイルについて
テンプレートは、通常のワークフロー、マクロ、分析アプリそれぞれから作成することができます。テンプレートの作成元のワークフローの種類によって、テンプレートのファイルの拡張子は異なります。
| テンプレート | 拡張子 | 内容 |
|---|---|---|
| ワークフローテンプレート | YXTD | ワークフロー（YXMD）から作成 |
| マクロテンプレート | YXTC | マクロ（YXMC）から作成 |
| 分析アプリテンプレート | YXWZ | 分析アプリ（YXWZ）から作成 |
作成したテンプレートファイルは、以下の場所に保存されます。
C:\Users\[USER]\AppData\Local\Alteryx\Templates
テンプレートを作成する
まずはテンプレートとして保存したいワークフローを作成します。
[ファイル] > [名前を付けて保存] > [テンプレート]をクリックします。
[テンプレートとして保存]ウィンドウが表示されます。テンプレートの名前を設定し、[保存]をクリックします。これでテンプレートを保存できました。
テンプレートを使用する
保存したテンプレートを使用する場合は、[ファイル] > [テンプレート]をクリックします。
[テンプレート]ウィンドウにて、対象のテンプレートを選択して[テンプレートの使用]をクリックします。
テンプレートが展開され、新しいワークフローが表示されます。今回使用したテンプレートはワークフローテンプレートで、拡張子がYXTDのものとなります。このテンプレートから作成したワークフローは、通常のワークフローとなり、拡張子はYXMDとなっています。
テンプレートの編集/削除
作成したテンプレートを編集または削除したい場合は、[ファイル] > [テンプレート]をクリックします。
対象のテンプレートの右端にある[︙]をクリックし、編集する場合は[テンプレートの編集]、削除する場合は[削除]をクリックします。[テンプレートの編集]をクリックすると、テンプレートファイルが展開されますので編集して保存することができます。
最後に
Alteryx Designer 2023.2の新機能、テンプレートについてご紹介しました。
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