Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Formulaツール #Alteryx
こんにちは、スズです。
本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudにあるFormulaツールについてご紹介します。
Formulaツールの概要
Formulaツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。
Formulaツールは、計算や操作を行う式を作成し、既存の列を更新または新しい列を作成します。
Formulaツールの設定
Formulaツールの設定には式エディターがあり、式エディターで対象の列や式を設定していきます。1つのFormulaツールで複数の式エディターを定義することもできます。
式の作成
Formulaツールの式エディターでは、入力欄に値を出力するための式を設定します。また、以下の設定項目があります。
- Output Column:値の出力先となる列、既存の列または新規の列
- Type:新規に列を作成する場合のデータ型
[Type]ではデータ型を設定しますが、[Output Column]で既存の列を選択している場合は[Type]を設定することはできません。
式の入力欄の左側には、式の入力を補助するボタンが用意されています。本記事を執筆している時点では、[fx]ボタンと[x]ボタンを使用できます。
[fx]ボタンでは、関数を呼び出すことができます。利用できる関数については公式ドキュメントにて確認できます。
関数を式エディターに直接入力することもできます。文字を入力すると推定される関数が表示されますので、選択して入力することもできます。
[x]ボタンでは、列を呼び出すことができます。
列を式エディターに直接入力することもできます。列名の文字を入力するか、ブラケット(角括弧)を入力すると、列を呼び出すこともできます。
複数の式の設定
Formulaツールは、複数の式エディターを利用できます。[Add Formula]をクリックすると、新しく式エディターを追加できます。
式エディターを追加すると、設定画面に上下に並んで表示されます。
Formulaツールに複数の式エディターがある場合、処理は上から順番に行われます。そのため、例えば2つ目の式エディターで作成する列を1つ目の式エディターで参照すると、列を参照できないためエラーになります。
式エディターの左上にあるボタンをクリックしたままスライドすると、式エディターの順番を並べ替えることができます。正しく処理が行われるよう、式エディターの順番にご注意ください。
式エディターの右上の[Hide Expression Editor]ボタンは、式エディターの表示をたたむことができます。式エディターが多くなると設定画面が見づらくなりますので、式エディターをたたむことで全体の設定を把握しやすくなります。
[Remove]ボタンをクリックすると、式エディターを削除できます。
最後に
Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFormulaツールについてご紹介しました。