Alteryx Designer Cloudのツール紹介:Formulaツール #Alteryx

Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFormulaツールについてご紹介します。
2023.03.21

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、スズです。

本記事では、Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudにあるFormulaツールについてご紹介します。

Formulaツールの概要

Formulaツールは、Preparationのカテゴリの中にあります。

Formulaツールは、計算や操作を行う式を作成し、既存の列を更新または新しい列を作成します。

Formulaツールの設定

Formulaツールの設定には式エディターがあり、式エディターで対象の列や式を設定していきます。1つのFormulaツールで複数の式エディターを定義することもできます。

式の作成

Formulaツールの式エディターでは、入力欄に値を出力するための式を設定します。また、以下の設定項目があります。

  • Output Column:値の出力先となる列、既存の列または新規の列
  • Type:新規に列を作成する場合のデータ型

[Type]ではデータ型を設定しますが、[Output Column]で既存の列を選択している場合は[Type]を設定することはできません。

式の入力欄の左側には、式の入力を補助するボタンが用意されています。本記事を執筆している時点では、[fx]ボタンと[x]ボタンを使用できます。

[fx]ボタンでは、関数を呼び出すことができます。利用できる関数については公式ドキュメントにて確認できます。

関数を式エディターに直接入力することもできます。文字を入力すると推定される関数が表示されますので、選択して入力することもできます。

[x]ボタンでは、列を呼び出すことができます。

列を式エディターに直接入力することもできます。列名の文字を入力するか、ブラケット(角括弧)を入力すると、列を呼び出すこともできます。

複数の式の設定

Formulaツールは、複数の式エディターを利用できます。[Add Formula]をクリックすると、新しく式エディターを追加できます。

式エディターを追加すると、設定画面に上下に並んで表示されます。

Formulaツールに複数の式エディターがある場合、処理は上から順番に行われます。そのため、例えば2つ目の式エディターで作成する列を1つ目の式エディターで参照すると、列を参照できないためエラーになります。

式エディターの左上にあるボタンをクリックしたままスライドすると、式エディターの順番を並べ替えることができます。正しく処理が行われるよう、式エディターの順番にご注意ください。

式エディターの右上の[Hide Expression Editor]ボタンは、式エディターの表示をたたむことができます。式エディターが多くなると設定画面が見づらくなりますので、式エディターをたたむことで全体の設定を把握しやすくなります。

[Remove]ボタンをクリックすると、式エディターを削除できます。

最後に

Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのFormulaツールについてご紹介しました。

参考