こんにちは、スズです。
Designer Cloudの2024年1月の新機能として、Running Totalツールが追加されました。
本記事では、Designer CloudのRunning Totalツールについてご紹介します。
Running Totalツールの概要
Running Totalツールは、Transformのカテゴリの中にあります。
Running Totalツールでは、データセット内の行ごとの累積を出力します。
公式ドキュメントは以下に用意されています。
Running Totalツールの設定
Running Totalツールの設定は以下のようになっています。
設定項目の内容は以下の通りです。
- Columns to Compute Running Total: 累計を出力する元の列
- Columns to Group By (Optional): グループごとに累計とソートを行いたい場合に対象の列を選択（オプション）
- Sort By: 行の並べ替えを行うための対象の列と昇順(Ascending)または降順(Descending)を設定
Running Totalツールの動作
以下のデータを使ってRunning Totalツールで累計を出力してみます。ID列では、現在の行の順番と同じ数字を割り当てています。
Running Totalツールには以下のように設定しました。group列のAやBなどの値ごとに行をグループ化し、valueの値の累計を出力します。また、元のデータセットの行の順番を降順に並べ替えます。
- Columns to Compute Running Total: value
- Columns to Group By (Optional): group
- Sort By:
- Column Name: Original Row Number
- Order: Descending
Running Totalツールの結果は以下のようになりました。ソートの結果の確認するためにID列とgroup列を見てみると、group列のAやBなどの値ごとにソートが行われていることが分かります。累計はRunTot_value列が作成されて出力されています。group列がBとなっている行を確認すると、ソートが行われた後に累計の結果が出力されていることが分かります。
最後に
Alteryx Analytics CloudのDesigner CloudのRunning Totalツールについてご紹介しました。
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