AlteryxからOracle Databaseにある日本語の表に接続して日本語のデータを取得する

2019.04.11

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。

今回はAlteryxからOracle Databaseの日本語の表への接続と日本語データの取得についてご紹介いたします。

ORA-00911のエラー

Input DataツールでOracleに接続し、Visual Query Builderで表を選択します。このとき、対象の表が日本語の場合、ORA-00911のエラーが発生してしまいます。

これは、日本語などを含むSQL文を実行しようとした際に発生するOracleのエラーです。

参考:

日本語の表への接続と日本語データの取得

使用環境

今回使用する環境はこちら。

  • Windows 10 Pro
  • Alteryx Designer 2019.1.6.58192
  • Oracle Database 18c Enterprise Edition

Oracle Databaseに用意した表はこちら。「日本語テーブル」という名前の表に日本語のデータが入っています。文字コードはShift-JISになっています。

また、AlteryxからOracle Databaseへの接続には、Input DataツールでOCIを使用します。

Windows環境変数の設定

Alteryxを使用するWindowsの環境変数にて、「NLS_LANG」を新しく追加し、「Japanese_Japan.AL32UTF8」を指定します。設定を変更したあとはWindowsの再起動を行います。

AlteryxからOracle Databaseへの接続

AlteryxからInput Dataツールを使用してOracle Databaseに接続します。Visual Query Builderで「日本語テーブル」の表を追加します。

ワークフローを実行し、取得したデータを確認してみると、日本語のデータが文字化けしています。

文字化けの対処

文字化けについては、Input DataツールのForce SQL WChar Supportを有効化することで対処します。

設定変更後、ワークフローを実行して取得データを確認すると、日本語のデータも文字化けせずに表示されています。

最後に

今回はAlteryxからOracle Databaseの日本語の表への接続と日本語データの取得についてご紹介しました。Oracle Databaseで日本語を使用しておりましたらご参考にしていただければ幸いです。

Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください

日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。

alteryx_960x400