【Alteryx Designer】実践ユースケース/エクセルでデータを閲覧するのに便利な機能

2023.01.18

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皆さんこんにちは、しみずです。

いつもAlteryxを利用してデータの集計や処理の内容を書くことが多いのですが、先日エクセルにてデータを閲覧する際の前処理をAlteryxで行ったところ、非常に便利だったツールがあったので、ユースケースとしてご紹介したいと思います。

Excelでデータを確認したい

完成図

Excelで最終的に、以下のようなテーブルを表示してみたいと思います。

ここで考える必要があるのが、日付項目はセルを結合して1つに対し、属性の項目は「店舗名」「人物名/エリア」といったように項目が2つあるのでどのように表現するかだと思います。

元データはこちら

「開始日」「終了日」しか表示がないため、間の期間分も行生成ツールを利用してデータを作成する必要があります。

Alteryxで使ったツール

行生成ツール

終了日から開始日を求め、間の期間分も行を増やしてくれます。

こちらを利用して、行をこのように増やしました。

日時ツール

「Date」項目から曜日を出すのに利用できます。

こちらを利用して、短縮系の曜日を追加しました。

アレンジツール

日付項目1つに対し、「店舗名」「人物名/エリア」といったように、データフィールドを並べるのに使えます。

 

 

 

 

 

 

 

これで、2つの項目を並べることができました。

ベーシックテーブル

エクセルと同じように、条件式で色付けすることが可能です。

今回は、特定の条件で項目値に対して、Alteryx内で色付けしておきたかったので利用してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このように、行レベルに対して色付けしてみました。

あとは、このデータをそのまま「レンダリング」ツールを使ってデータ出力し、元のエクセルのテンプレートにデータをコピーして完成図の出来上がりです。

おわりに

データを確認するスタッフ全員のことを考えると、エクセルで最後は確認したいといったケースは、よくご相談いただきます。

そのため今回は、あえてAlteryxを使ってエクセルで最後データを見るうえで、前処理に便利な機能をお伝えしてみました。どなたかのお役に立てば幸いです。