Alteryx Serverに保存したワークフローのバージョン管理 – Alteryx Serverアドベントカレンダー2022

Alteryx Serverアドベントカレンダー10日目
2022.12.10

こんにちは、スズです。

本記事はAlteryx Serverアドベントカレンダーの10日目の記事です。

Alteryx Designerで作成したワークフローをAlteryx Serverに保存したのち、再度Alteryx Designerでワークフローを編集して改良を行うケースがあるかと思います。10日目は、ワークフローのバージョン管理をご紹介します。

利用環境

本記事の執筆に使用しているAlteryx Serverの環境は以下の通りです。

  • Windows Server 2022 (Amazon EC2)
  • Alteryx Server 2022.1
    • 認証タイプ:Built-in
  • Alteryx Designer 2022.1 日本語

同じ名前のワークフローを保存する

同じユーザーが同じ名前のワークフローをAlteryx Serverに保存した場合の動作を見てみます。まずはAlteryx DesignerからワークフローをAlteryx Serverに保存してみます。

今回は「テスト」という名前のワークフローを保存しました。[マイワークスペース] > [マイファイル]にAlteryx Serverに「テスト」という名前のワークフローが保存されていることを確認できました。

続いて、ワークフローを改良したという想定で、Alteryx DesignerのローカルにあるワークフローをAlteryx Serverに保存します。保存する際、同じAlteryx Serverのユーザー、同じワークフローの名前を使用しています。

保存先を確認すると、「テスト」という名前のワークフローが2つになっています。同じユーザー、同じワークフロー名でAlteryx Serverに保存しても、保存済みのワークフローは上書きされず、別のワークフローとして保存されています。

補足となりますが、Alteryx DesignerからAlteryx Serverにワークフローを保存し、そのままの状態で再度ワークフローを保存しますと、Alteryx Server上の同じワークフローに対して新しいバージョンのワークフローとして保存できます。しかし、Alteryx Serverからダウンロードしたワークフローなど、ローカルに保存したワークフローをAlteryx Serverに保存した場合は、別のワークフローとして保存されるという動作をしております。

ワークフローを置換する

Alteryx Serverで作成したワークフローのバージョン管理を行う場合、バージョンごとに違うワークフローとして保存されていると管理しづらいかと思います。同じワークフローとして扱うには、ワークフローの置換の機能でワークフローをマージできます。ワークフローを置換するには、[マイワークスペース] > [マイファイル]で対象のワークフローをクリックします。

縦三点のボタンから[ワークフローを置換]をクリックします。

[ワークフローを置換]ウィンドウにて、このワークフローとマージするワークフローを選択します。

ワークフローを選択すると、作成日などのワークフローの情報が表示されます。[既存のワークフローが置き換えられますが、問題ありません。]にチェックを入れて[置換]をクリックします。

これでワークフローがマージされました。[最新バージョン]の表示のところに「2」と表示されています。マージされたワークフローのうち、バージョン2が最新バージョン(≒2つのバージョンがある)ということを示しています。「2」という表示をクリックして中を確認してみます。

「バージョン履歴」ウィンドウが表示されます。このウィンドウでは、ワークフローの公開バージョンの変更や、ワークフローのバージョン別に実行やダウンロードの操作が行えます。

ワークフローの所有者以外のユーザーのバージョン履歴の表示

コレクションやワークフローの公開でワークフローを参照できるユーザーは、設定によってはバージョン履歴を参照することができます。デフォルトでは他のユーザーによるワークフローのバージョン履歴の参照は無効になっていますが、ワークフローの所有者が各ワークフローに対して設定を変更できます。ワークフローの縦三点ボタンから[ワークフロー設定]をクリックします。

[ワークフロー設定]ウィンドウにある[他のユーザーもこのワークフローの履歴を確認できます。]にて、設定を変更できます。[保存]をクリックすると設定を保存できます。

[他のユーザーもこのワークフローの履歴を確認できます。]が無効になっている場合、所有者以外のユーザーはバージョン履歴を参照できません。[公開]にある「2」がグレーアウトした状態になっています。

[他のユーザーもこのワークフローの履歴を確認できます。]が有効になっている場合、所有者以外のユーザーでもバージョン履歴を参照できます。[公開]にある「2」をクリックします。

[バージョン履歴]ウィンドウでは、過去のバージョンのワークフローの実行やダウンロードが行えます。なお、[公開バージョン]は変更することはできません。

最後に

Alteryx Serverアドベントカレンダー10日目、ワークフローのバージョン管理についてご紹介しました。

参考