[アップデート] Aurora DSQL のプレイグラウンド環境がブラウザベースで提供されるようになったので使ってみた

[アップデート] Aurora DSQL のプレイグラウンド環境がブラウザベースで提供されるようになったので使ってみた

2026.02.26

いわさです。

Amaazon Aurora DSQL は PostgreSQL 互換のサーバーレスな分散データベースです。
一応 PostgreSQL 互換を備えてはいるのですが様々な制約が多く、一般的なユースケースでのスキーマ構成やクエリなどでも Aurora DSQL の互換性制限を踏みやすいです。

そのため、Aurora DSQL 採用にあたって特に既存アプリケーションの移植に関してはスキーマやクエリの検証を十分に行う必要があります。
先日のアップデートでブラウザベースで Aurora DSQL に対して様々なクエリを検証できるプレイグラウンド環境が提供されたとアナウンスがありました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/02/amazon-aurora-dsql-launches-playground/

どんな感じなのか使ってみた様子を紹介します。

ドキュメント

本日時点で Aurora DSQL Playground に関するドキュメントは用意されていなさそうなのですが、以下の公式リソース一覧から Playground へアクセスできる導線が用意されていました。

https://docs.aws.amazon.com/aurora-dsql/

image.png

使ってみる

以下の URL からアクセスしましょう。

https://playground.dsql.demo.aws/

最大の特徴としては AWS アカウントなし、認証なしですぐに利用を開始できるという点です。Aurora DSQL は数秒でリソース作成して使い始めることが出来るので、AWS アカウントが既に存在するのであれば Aurora DSQL を作成して検証し始めても良いのですが、その前段階で使うことを想定していそうです。

image.png

トップ画面に表記されていますが「don't store sensitive data.」とのことなのでセンシティブなデータの使用は避けるようにしましょう。どういったコネクション管理になっているのか公開されていませんが、セッションごとに環境の分離はされていそうなものの、パブリックな共有環境を想定して利用したほうが良いと思います。

ゼロベースでテーブル作成から開始することも出来ますが、いくつかテンプレートも用意されています。
Pet Clinic テンプレートを選択してみると、ワークスペースが作成されます。

image.png

ワークスペース作成直後は特にテーブルなどは存在していない状態です。
画面上表示されていますが、テンプレートの場合はDDL とサンプルデータの INSERT クエリが用意されています。

image.png

スキーマ一覧の下部にステータスが表示されています。
このステータスが connected であればクエリを実行することができます。

8785EE0D-DB8F-4601-AB1C-B99862947A81_4_5005_c.jpeg

このコネクションなのですが、私が確認した際にはプライベートブラウジングを使ったりブラウザデータの削除を行うとしばらく接続ができなくなることがありました。アナウンス直後のためでしょうか。
ただし、一度接続に成功したブラウザであれば接続にすぐに成功するようになったので、認証トークンをブラウザ側でキャッシュさせるようなフロントエンドの作りになっているのかもしれません。

8C319E64-A4A9-4D52-97D6-F2539BB57123.png

任意のクエリを実行する

上記画面からは DDL と Insert クエリのみが実行できそうですが、任意のクエリを実行したい場合は「back to query」からクエリエディターへ遷移することが出来ます。

image.png

こちらのクエリエディタから二員にのクエリやコマンドが実行可能です。

image.png

以下はクエリの実行例です。クエリエディターと REPL どちらも使用できました。
表示結果はこんな感じ。

image.png

image.png

上記のようにブラウザ上のクエリエディタから様々なクエリの検証は可能なのですが、接続エンドポイントが公開されるわけではないので、アプリケーションから直接接続して動作確認するような使い方は想定されていなさそうです。
なお、表示される行数やエディタのシンタックスハイライトについてはワークスペースの設定画面から若干変更・調整が可能になっています。

image.png

もちろん動作しているのは DSQL なので SQL 互換についても仕様どおりです。
試しにtruncateクエリを実行しようとしたところサポートされていないとエラーになりました。

image.png

Aurora DSQL の互換性については以下のドキュメントを確認してください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aurora-dsql/latest/userguide/working-with-postgresql-compatibility.html

ワークスペースの管理

作成したワークスペースはセッション内で保存されているようで、再利用することが出来ます。
以下からワークスペースの切り替えが出来ます。

image.png

また、トップ画面にも自分で作成したワークスペースについては表示されていました。

image.png

ワークスペース一覧から、ワークスペースの削除も可能です。

image.png

さいごに

本日は Aurora DSQL のプレイグラウンド環境がブラウザベースで提供されるようになったので使ってみました。

AWS アカウントを既に所有している場合、Aurora DSQL クラスターの作成は数秒で完了しますし、以下のクエリエディター機能も備わっているのでブラウザベースですぐに Aurora DSQL の検証を開始することは出来ます。
またカスタムアプリケーションからエンドポイントへ接続してアプリケーションの動作確認なども簡単に行うことが出来ます。

https://dev.classmethod.jp/articles/aurora-dsql-integrated-query-editor/

一方で AWS アカウントを用意する前だったり、あるいは AWS アカウントへの認証を行わずにサッと DSQL 環境でのクエリの検証だけしたいとかであれば今回のプレイグラウンド環境の利用が良さそうです。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事