2023年9月28日、AWSの生成AIサービス Amazon Bedrock が 正式リリースとなりました。
今回、 Amazon Bedrock コンソール を利用して、基盤モデル (FM) の動作と、 オンデマンド料金について、確認する機会がありましたので紹介させて頂きます。
基盤モデル(FM)
Amazon Bedrockで利用するモデルを選択しました。
- 2023年9月29日時点で、8つのベースモデルが選択できた、オレゴンリージョンを利用しました。
- 利用許諾などを確認、今回選択可能な全てのモデルを選択し、保存しました。
- 一括選択可能だったモデル、AI21 Labsなどは、保存後数分で利用可能となりました。
PlayGrounds
Bedrock ダッシュボードで、Playgroundsでモデルの動作を試しました。
Chat
AI21 Labs の 「Jurassic-2 Mid」 を試しました。
- 日本語でもチャット出来る事が確認できました。
Image
Stability AI の 「SDXL0.8」による画像生成を試しました。
View API Request
Image生成のPlaygroupdsで設定したプロンプト、設定を反映したJSONの内容が確認できました。
{
"modelId": "stability.stable-diffusion-xl-v0",
"contentType": "application/json",
"accept": "application/json",
"body": "{\"text_prompts\":[{\"text\":\"akihabara, pedestrian paradise, main street\\n\"}],\"cfg_scale\":10,\"seed\":0,\"steps\":50}"
}オンデマンド料金
Amazon Bedrock Pricingより、2023年9月時点のオンデマンド料金を確認しました。
AI21 Labs
| AI21 models | Price for 1000 input tokens | Price for 1000 output tokens |
|---|---|---|
| Jurassic-2 Mid | $0.01250 | $0.01250 |
| Jurassic-2 Ultra | $0.01880 | $0.01880 |
Amazon
| Amazon Titan models | Price for 1000 input tokens | Price for 1000 output tokens |
|---|---|---|
| Titan Text – Lite | $0.00030 | $0.00040 |
| Titan Text – Express | $0.00130 | $0.00170 |
| Titan Embeddings | $0.00010 | n/a |
Anthropic
| Anthropic models | Price for 1000 input tokens | Price for 1000 output tokens |
|---|---|---|
| Claude Instant | $0.00163 | $0.00551 |
| Claude | $0.01102 | $0.03268 |
Cohere
| Cohere models | Price for 1000 input tokens | Price for 1000 output tokens |
|---|---|---|
| Command | $0.01500 | $0.02000 |
Stability AI
| Stability AI Model | Image Resolution | Standard quality (<51 steps) |
|---|---|---|
| SDXL0.8 | 512x512 or smaller | $0.018 per image |
| Larger than 512x512 | $0.036 per image | $0.072 per image |
まとめ
2023年4月に発表された Amazon Bedrock、AWSやサードパーティが提供する基盤モデル (FM) を、オンデマンドで簡単に利用する事が可能です。
今週(2023年9月25日)、AWSが最大40億ドルの投資するとの発表があった、AI企業 Anthropic のモデルについても、利用リクエストの受付は開始されていました。
AWSの各種サービス S3 との連携や、IAMを用いた認証認可で利用出来る点などは強みになると予想される Amazon Bedrock、 その活用に向けた評価を試みていきたいと思います。
19
