
Amazon Connectにテスト機能が追加されました! #AWSreInvent
こんにちは。
繁松です。
Amazon Connectのアップデートで「テスト機能」が発表されました。
はじめに
ドキュメントにはこの機能を説明するページが追加されていますが、2025年12月2日(日本時間)現在、私のAmazon Connect環境では「テスト機能」はまだ確認できませんでした。
本ブログでは、ドキュメントに基づいてどこが嬉しいか、このテスト機能で何ができるかを紹介します。
設定手順は以下です。
この機能は 全リージョンで利用可能 と記載されています。
何が嬉しいのか
今までAmazon Connectのコンタクトフローをテストするには、実際に電話をかけたり、営業時間外の分岐を確認したい場合にはオペレーション時間の設定値を変更してテストを行う必要がありました。
今回のアップデートで、実際のキューには転送せずにフロー内の動作確認を、シュミレーションに合わせて確認できるようになります。
たとえば次のような設定が可能です
- 発信者の電話番号
- カスタマープロファイルに登録された顧客情報
- 想定される応答
- 営業時間外のシナリオ
- キューの満杯のシナリオ
本番環境でコールフローを修正・確認する際にも役立ちます。
また、業務開始前などに受電確認を行う場合でも、実際に電話をかけることなく、様々なパターンをテストで再現できそうです。
テスト結果はダッシュボードで確認可能です。
テストについて
ドキュメントによると、「アクションブロック」という設定があり、以下のような項目で機能するようです
- タイムアウトの設定
- テスト終了のタイミング
- テスト時のキュー処理(テスト時は本番用のキューではなくテストキューに転送させるなど)
(アクションブロックの詳細については、別途紹介予定です。)
テスト中の注意点
テスト中の注意点です。
- 同時テストの制限:最大2つ
- テスト実行キューの容量:システムは、実行中の2つのテストを含め、最大100件のテスト実行をキューで受け入れます。この制限を超えるリクエストは拒否されます。
- テスト期間の制限:各テストシミュレーションの最大期間は5分です。時間制限を超えると終了します。
- 自動タイムアウト:アクションブロックを使用して手動で終了されないテストは、5分後に自動的にタイムアウトします。
- エージェントキュー:シミュレートされたコンタクトがキューに転送される前にテストを終了しないと、シミュレートされたコンタクトがエージェントキューに到達し、コンタクトとしてエージェントに接続される可能性があります。
テスト時のベストプラクティス
実際のエージェントに着信が入らないようにするために以下のベストプラクティスが紹介されています。
(テスト時は転送先のキューを置き換えたテストが可能なようです。)
- プロアクティブなテスト終了:アクションブロックを使用して、シミュレートされたコンタクトがエージェントに到達する前にテストを終了させます。
- テストキューの置換:アクションブロックを使用して、実稼働キューを専用のテストキューに置き換え、実際のエージェントに影響が及ばないようにします。
さいごに
テスト機能についてアップデートの紹介でした。
テストは複数の着信を確認したい場合などに実施が難しかったので、嬉しいアップデートです!
Amazon Connectでテスト機能を確認できたらブログで設定方法や、動作確認など紹介します。








