Amazon EC2インスタンスにAmazon EBSストレージをマウントする
Amazon EBS(Elastic Block Store)とは
Amazon Elastic Block Store(EBS)は、Amazon EC2 インスタンスで使用するためのブロックレベルのストレージボリュームです。今回は、インスタンスにボリュームをアタッチし、マウントします。
Amazon EC2インスタンスを起動する
AWS Management ConsoleからAmazon Linux AMIのインスタンスを起動してみましょう。t1.microインスタンスを指定しました。ディスクの状態を確認します。
$ df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/xvda1 8256952 920980 7252112 12% / tmpfs 305624 0 305624 0% /dev/shm
次に、Amazon EBSボリュームを作成して、このインスタンスにアタッチします。全てAWS Managemant Consoleから操作できます。
ファイルシステムを決める
新しくアタッチされたボリュームは、ファイルシステムが決まっていません。そこで、mkfsコマンドを使って指示をします。
$ sudo yum install xfsprogs -y $ sudo mkfs.xfs /dev/sdt -f meta-data=/dev/sdt isize=256 agcount=4, agsize=65536 blks = sectsz=512 attr=2 data = bsize=4096 blocks=262144, imaxpct=25 = sunit=0 swidth=0 blks naming =version 2 bsize=4096 ascii-ci=0 log =internal log bsize=4096 blocks=2560, version=2 = sectsz=512 sunit=0 blks, lazy-count=1 realtime =none extsz=4096 blocks=0, rtextents=0
ファイルシステムをマウントする
mountコマンドでファイルシステムをマウントします。
$ sudo mount -t xfs /dev/sdt /mnt/sdt $ df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/xvda1 8256952 924268 7248824 12% / tmpfs 305624 0 305624 0% /dev/shm /dev/xvdt 1038336 32928 1005408 4% /mnt/sdt
もし、mountコマンドを実行した際に「mount: /dev/xvdt は マウント済か /mnt/sdt が使用中です」など表示されたらマウント先が何かしら使用中だと思いますので確認してみてください。1回ログアウトして再ログインすればプロセスが消えるかもしれません。
$ fuser -va /mnt/sdt/ USER PID ACCESS COMMAND /mnt/sdt/: ec2-user 1153 ..c.. bash
使用中のプロセスが見えなくなったら問題なくマウントできると思います。
fstabで自動マウントする
新たにマウントしたファイルシステムは、そのままでは再起動時にリセットされてしまうため、起動時に自動的にマウントされるようにします。
$ sudo vi /etc/fstab
最後の行に追記します。
/dev/sdt /mnt/sdt xfs defaults 0 0
これでインスタンスを再起動(リブート)しても最初からマウント状態で使う事ができます。
アンマウントする
アンマウントも簡単です。
$ sudo umount /mnt/sdt $ df Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/xvda1 8256952 924344 7248748 12% / tmpfs 305624 0 305624 0% /dev/shm
確かに一覧から消えました。fstabからも記述を消せば自動的にマウントされなくなります。その後、デタッチすれば、他のインスタンスにアタッチして使う事もできます。
まとめ
Amazon EC2を動かしながら、追加でAmazon EBSを動的に割り当てられることが分かりました。インスタンスに何かしら問題があって落ちてしまっても、追加のAmazon EBSを使うよって永続データとして保持することができ、必要に応じて他のインスタンスに移動して使う事ができることが分かりました。Amazon EBSの使い方と使いどころを理解して、Amazon EBSマエストロを目指しましょう!