EKSのクラスターインサイトを更新できるようになりました
EKSクラスターのクラスターインサイトを任意のタイミングで更新できるようになったアップデートをご紹介します。
クラスターインサイトとは
クラスターインサイトは2種類存在します。設定インサイトとアップグレードインサイトです。設定インサイトは、クラスターまたはワークロードの機能を損なう可能性のある EKS Hybrid Nodes の設定ミスを特定します。アップグレードインサイトは、Kubernetes の新しいバージョンにアップグレードする機能に影響を与える可能性のある問題を特定します。
設定インサイトはHybrid Nodeの機能ですので、多くの方にとってはアップグレードインサイトの方が馴染み深いのではないでしょうか。EKS(Kubernetes)クラスターのアップグレード時にはアップグレード後のバージョンではdeprecatedになるAPIがあります。もちろんdeprecatedになるAPIはバージョンごとに異なるので、毎回のアップグレードの度に必要となる対応内容が異なってきます。で、この対応箇所を把握する調査が結構大変だったりします。アップグレード後のバージョンのリリースノートに書かれた deprecated化リストを眺めながら、この機能、ウチのクラスターで使ってるんか?そもそもこの機能はどういう機能なんや?という疑問をひとつずつ潰していく… これが辛いのは私だけではないはず。
アップグレードインサイトは影響を与える可能性のある問題のリストを作成してくれますので、この対応箇所の調査が非常に捗ります。お世話になってます!
※ 話が逸れますが EKSクラスターアップグレード実施時のベストプラクティスをAWSがまとめてくれていますので、こちらも必ず目を通しましょう。
これまでのもやもやポイント
そんな便利なアップグレードインサイト(を含むクラスターインサイト)ですが、これまでひとつだけもやもやポイントがありました。それは「インサイトがなかなか更新されない」という点です。24時間に一度しか更新されません。そのためインサイトで検出された問題項目の修正対応が終わっても、インサイトからその項目が消える(=問題解消できた!と自信を持てる)までに最大24時間かかっていました。
即時更新できるようになった!
そんなもやもやを解消するのが今回のアップデートです。マネジメントコンソールのクラスターのアップグレードインサイトタブ右上に「Refresh insights」ボタンが誕生しています。
このボタンを押して数秒待つと、以下のようにボタン押下前、「最終更新時刻」列が14時間前とだいぶ前になっていたものが、
以下のように「数秒前」となりました!あらためてチェックし直してくれているわけですね。
CLIでやる場合
aws eks start-insight-refresh --cluster-name (my-cluster)
で可能です。その後 aws eks describe-insights-refresh --cluster-name (my-cluster)
で statusがCOMPLETEDになるのを待ちます。
その後 aws eks list-insights --cluster-name (my-cluster)
で更新結果を確認できます。(ここは今までと同じ)