Amazon Elasticsearch Service で利用可能なインスタンスタイプやディスクサイズが追加されました
おはようございます、藤本です。
Amazon Elasticsearch Service をご利用の方に嬉しいアップデートがやってきました。現行世代のインスタンスタイプや、EBS ディスクサイズが追加されました。R4 インスタンスのサポートが嬉しい。
インスタンスタイプの拡張
M4、C4、R4 インスタンスファミリーのインスタンスタイプを利用可能となりました。
- M4
- m4.large.elasticsearch
- m4.xlarge.elasticsearch
- m4.2xlarge.elasticsearch
- m4.4xlarge.elasticsearch
- m4.10xlarge.elasticsearch
- C4
- c4.large.elasticsearch
- c4.xlarge.elasticsearch
- c4.2xlarge.elasticsearch
- c4.4xlarge.elasticsearch
- c4.8xlarge.elasticsearch
- R4
- r4.large.elasticsearch
- r4.xlarge.elasticsearch
- r4.2xlarge.elasticsearch
- r4.4xlarge.elasticsearch
- r4.8xlarge.elasticsearch
- r4.16xlarge.elasticsearch
M4、R4 インスタンスファミリーは M3、R3 の同タイプよりもパフォーマンスがよく、インスタンス料金も安いので移行しない理由はないでしょう。(ただし、M4 には medium はなく、インスタンスストアは提供されない)インスタンス料金は今現在で大体、m3.large -> m4.large で 27%減、r3.large -> r4.large で 20%減と、なかなか大きいコスト差です。 また元々、C系インスタンスファミリーはありませんでしたが、C4 インスタンスファミリーが追加されました。Elasticsearch で CPU ビジーとなると同時に多くの検索や集計が発生するようなワークロードになるのかな。
インスタンス料金に関しては既に料金ページも更新されていますのでそちらをご参照ください。
EBS の拡張
今までは最大でもノード当たりの EBS サイズ上限が 512 GB でしたが、追加されたインスタンスファミリーでは最大、ノード当たり 1.5 TB まで利用可能になりました。クラスタの最大ノード数の 20 台まで増やすことで、クラスタ当たり 30 TBの容量を持つことが可能となりました。インスタンスタイプ毎に最大 EBS サイズが異なりますので、詳しくはAmazon Elasticsearch Service Limits - EBS Resourcesをご参照ください。
またサイズだけではなく、IO1 ディスクを利用した時の IOPS の最大値も 16,000 IOPS まで拡張しました。
運用の拡張
クラスタの更新や、スナップショットの実行時間が 50% 以上短縮されたとのことです。長かった構成変更時間が短縮されたのかと先ほどクラスタを新規作成して、インスタンスの追加や、アクセスポリシーの変更を行ってみましたが、特段早くなっているようには感じられませんでした。。performing cluster updates
とは何を指しているのか。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 簡単にですが、今回のリリース内容をまとめてみました。現行インスタンスが利用可能になったのは嬉しいですね。