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ども、大瀧です。
Amazon Linuxでソースパッケージを導入するためには、従来get_reference_source
というAmazon Linux専用のユーティリティコマンドが存在していました。Amazon Linux 2.0 RCでソースパッケージを取得しようとしてyumdownloader
に変わっていることに気づいたのでシェアします。
2018年1月時点の状況
現時点の状況を以下にまとめます。
Amazon Linux 2017.09以前(通称Amazon Linux 1)
get_reference_source
とyumdownloader
の両方が利用できます。
Amazon Linux 2.0 RC
yumdownloader
のみ利用できます。get_reference_source
はコマンドを含むget_reference_sourceパッケージはyumリポジトリに存在しません。
$ yum search get_reference_source
読み込んだプラグイン:langpacks, priorities, update-motd
警告: 一致するものが見つかりません: get_reference_source
No matches found
$
EC2のドキュメント
以前はこのページでget_reference_source
が案内されていたのですが、いつの間にかyumdownloader
の説明にすげ替わっています。ドキュメント履歴に変更の記録がないため、いつ変わったかは不明です。Amazon Linuxのバージョンについての記載はないため、今後も継続してバージョン1,2ともにyumdownloader
が利用できるものと推測します。
使い方
一般的なLinuxディストリビューションと同様、yumdownloader --source <パッケージ名>
でSRPMパッケージがダウンロードできます。
$ yumdownloader --source iproute
読み込んだプラグイン:langpacks, priorities, update-motd
Enabling amzn2-core-source repository
amzn2-core | 2.0 kB 00:00:00
amzn2-core-source | 1.3 kB 00:00:00
iproute-3.10.0-87.amzn2.src.rpm | 790 kB 00:00:00
$ ls
iproute-3.10.0-87.amzn2.src.rpm
あとはrpmbuild
コマンドなどで煮るなり焼くなり活用しましょう。
まとめ
Amazon Linuxでのソースパッケージの取得は、yumdownloader
を使いましょうというお話でした。一般的なディストリビューションと同様になったので、初めての方により優しい仕様になりましたね。