[アップデート] Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました。
エージェントコーディングエクスペリエンス
エージェントコーディングエクスペリエンスは、名前の通りコーディングエージェントとして Amazon Q Developer が動作します。
似たようなものに Cline や GitHub Copilot Agent が挙げられます。
動作イメージ
実際にお試しいただくのが一番体験として早いのですが、動作イメージを説明します。
エージェントコーディングエクスペリエンスでは、ユーザーからの自然言語をチャット形式で受け取り、必要なタスク分解、ファイルの変更、コード差分の生成、自然言語の指示に基づくコマンドの実行などを行います。
以前までだと、コードの提案や生成に重きが置かれていましたが、エージェントコーディングエクスペリエンスによって、タスク分解および各タスクを自動的にステップバイステップで実施できるようになりました。
すでに Amazon Q Developer CLI では、エージェント型のアシスタント機能が提供されていましたが、IDE でもサポートされましたね。
仕様
本機能はデフォルトでオンになっています。</>
でオンオフを切り替えられます。フリープランでも、エージェントコーディングエクスペリエンスを利用できます。
モデルは Claude Sonnet 3.7 model を利用しているようです。(Amazon Q Developer CLI と合わせてエージェントコーディングエクスペリエンスを指しているのかはわからないですが。)
また、現在は VS Code での利用になりますが将来的に JetBrains や Eclipse でのサポートを予定しています。
This experience is already available in Amazon Q Developer CLI and is powered by the latest Claude Sonnet 3.7 model. The agentic coding experience supports multiple spoken languages and is available within the Visual Studio Code IDE extension with support for JetBrains, and Eclipse coming soon. Learn more.
Amazon Q Developer announces a new agentic coding experience in the IDE - AWS
やってみる
それでは実際に機能を試してみます。以下の拡張機能をインストールします。
サインイン
契約しているライセンスによって、サインインオプションを選択します。私は Use for Free を選択しました。
サインインが完了すると以下の画面に遷移します。
切り替え
まず初めに右下の </>
でオンオフを切り替えられます。
コード生成
まずはコード生成を行ってみます。Cloudscape を使ってお問い合わせフォームを作ってください
と入力しました。
空のディレクトリであるため、React アプリケーションの作成から始まります。シェルの実行が求められ、実行して良いかの応答が求められています。
ドキュメントによると、基本的にはシェルコマンドはユーザー側で許可が必要で、リスクが低いコマンドと判断された場合は自動的に実行されるようです。
As you discuss your project with Amazon Q, it will offer suggestions for shell commands. Sometimes, when it deems those commands to be low-risk, it will run them on its own.
React アプリケーションの作成が完了すると Complete になりました。コンポーネントのインストールに移ります。
コンポーネントのインストールが完了したらコード生成です。いくつかのファイルが自動的に生成されました。
最後にローカルでの確認方法や注意書きが記載されていました。
手順に従い、 npm start
で起動すると、すごくシンプルなお問い合わせフォームが出てきましたね。
まとめ
以上、「Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました。」でした。
シェル実行時は基本的に見張っていないといけないですが、非常に使いやすくなった印象です。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!