[アップデート] Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました

[アップデート] Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました

Clock Icon2025.05.02

こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。

Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2025/05/amazon-q-developer-agentic-coding-experience-ide/

エージェントコーディングエクスペリエンス

エージェントコーディングエクスペリエンスは、名前の通りコーディングエージェントとして Amazon Q Developer が動作します。

似たようなものに Cline や GitHub Copilot Agent が挙げられます。

動作イメージ

実際にお試しいただくのが一番体験として早いのですが、動作イメージを説明します。

エージェントコーディングエクスペリエンスでは、ユーザーからの自然言語をチャット形式で受け取り、必要なタスク分解、ファイルの変更、コード差分の生成、自然言語の指示に基づくコマンドの実行などを行います。

Untitled(158).png

以前までだと、コードの提案や生成に重きが置かれていましたが、エージェントコーディングエクスペリエンスによって、タスク分解および各タスクを自動的にステップバイステップで実施できるようになりました。

すでに Amazon Q Developer CLI では、エージェント型のアシスタント機能が提供されていましたが、IDE でもサポートされましたね。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/introducing-the-enhanced-command-line-interface-in-amazon-q-developer/

仕様

本機能はデフォルトでオンになっています。</> でオンオフを切り替えられます。フリープランでも、エージェントコーディングエクスペリエンスを利用できます。

モデルは Claude Sonnet 3.7 model を利用しているようです。(Amazon Q Developer CLI と合わせてエージェントコーディングエクスペリエンスを指しているのかはわからないですが。)

また、現在は VS Code での利用になりますが将来的に JetBrains や Eclipse でのサポートを予定しています。

This experience is already available in Amazon Q Developer CLI and is powered by the latest Claude Sonnet 3.7 model. The agentic coding experience supports multiple spoken languages and is available within the Visual Studio Code IDE extension with support for JetBrains, and Eclipse coming soon. Learn more.

Amazon Q Developer announces a new agentic coding experience in the IDE - AWS

やってみる

それでは実際に機能を試してみます。以下の拡張機能をインストールします。

https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=AmazonWebServices.amazon-q-vscode

サインイン

契約しているライセンスによって、サインインオプションを選択します。私は Use for Free を選択しました。

2025-05-02 at 11.52.32-5vv7Oe4iS0kAnS04g5kwKS.md — blog.png

サインインが完了すると以下の画面に遷移します。

2025-05-02 at 11.53.59-5vv7Oe4iS0kAnS04g5kwKS.md — blog.png

切り替え

まず初めに右下の </> でオンオフを切り替えられます。

2025-05-02 at 11.53.59-5vv7Oe4iS0kAnS04g5kwKS.md — blog.png

コード生成

まずはコード生成を行ってみます。Cloudscape を使ってお問い合わせフォームを作ってください と入力しました。

空のディレクトリであるため、React アプリケーションの作成から始まります。シェルの実行が求められ、実行して良いかの応答が求められています。

2025-05-02 at 13.04.20-amazon-q-agent@2x.png

ドキュメントによると、基本的にはシェルコマンドはユーザー側で許可が必要で、リスクが低いコマンドと判断された場合は自動的に実行されるようです。

As you discuss your project with Amazon Q, it will offer suggestions for shell commands. Sometimes, when it deems those commands to be low-risk, it will run them on its own.

https://docs.aws.amazon.com/amazonq/latest/qdeveloper-ug/q-in-IDE-chat.html#ide-agentic

React アプリケーションの作成が完了すると Complete になりました。コンポーネントのインストールに移ります。

2025-05-02 at 13.08.16-amazon-q-agent@2x.png

コンポーネントのインストールが完了したらコード生成です。いくつかのファイルが自動的に生成されました。

2025-05-02 at 13.11.35-ContactForm.tsx — amazon-q-agent@2x.png

最後にローカルでの確認方法や注意書きが記載されていました。

2025-05-02 at 13.12.29-ContactForm.tsx — amazon-q-agent@2x.png

手順に従い、 npm start で起動すると、すごくシンプルなお問い合わせフォームが出てきましたね。

2025-05-02 at 13.38.09-React App.png

まとめ

以上、「Amazon Q Developer IDE でエージェントコーディングエクスペリエンスがリリースされました。」でした。

シェル実行時は基本的に見張っていないといけないですが、非常に使いやすくなった印象です。

クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!

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