Amazon Q in QuickSight からメンバーズ CUR に対して使えそうなトピックへのQ&Aを考えてみた

Amazon Q in QuickSight からメンバーズ CUR に対して使えそうなトピックへのQ&Aを考えてみた

こんにちは、夏休みの宿題は最後に慌ててやるタイプ。コンサルティング部の荒平(@eiraces)です。

Amazon Q in QuickSightでまず思い付く&優先度高く取り組みたいことといえばコスト削減ですよね。
以下のブログでどんな機能が利用できるのか確認されているので、要チェックです。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-q-quicksight-members-cur-features-testing/

今回は、価格分析にあたりトピックに対してどういったQ&Aを投げるのが有効そうなのか、を考えてみたいと思います。

Q in QuickSight コスト分析(Q&A)の例

1. <期間>における、各サービスごとのコスト

2025年7月時点の各サービスコストについて出してもらいます。

検索欄の下の鉛筆マークを押すと、どういう解釈をしているか教えてくれます。この場合は、2025年7月のunblendedcostの合計を servicename 毎に区分するよう解釈しているようですね。概ね欲しいものになっていると思います。

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なお、日付の指定までしてみると、「あなたの正確な質問には答えられません(Your exact question cannot be answered)」と言われました。日付データが見つからなかったようですね。

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(※)精度を上げるためにシノニムを設定する

デフォルトでは、各データフィールドのシノニムが未設定です。シノニム(synonym)は同義語・類義語を表す単語で、例えば apples_count というデータフィールドがあったとすれば、 リンゴリンゴの個数 と登録しておけば、Q in QuickSightの自然言語クエリで引っ掛けてくれるようになります。

シノニムは「売上」など一般的な単語であれば、ある程度補完もしてくれるようなのですが、設定しておいたほうが無難です。

データフィールドから、日付に利用する列(ここでは、UsageStartDate)のシノニムを「日」に設定します。
これでAmazon Qがこの列を日付として扱ってくれるはず。

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無事に認識してくれました! 日毎のコストデータがこれで出せるようになります。
(元データにある場合に限る)

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2. <サービス名>の利用費推移

サービスごとの利用費傾向を知りたい場合は、<サービス名>の利用費推移 でサービス毎の推移を見ることができます。

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サービス名は正式名称でないといけないようで、EC2Amazon EC2で実施してみた場合、EC2のレコード自体が含まれませんでした。
ここはシノニムでどうにかできる範囲ではないので、必要であれば元データか計算フィールドを工夫する必要がありそうです。

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ちなみに「日別の」と指示しておくと細かめのチャートが出ます。これは嬉しい!
(なお、前述のシノニム必須)

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3. 前月と比較して、最も変動率が大きいサービスは?

異常値を示すコストを探すのに使えそうなクエリです。私の環境ではConfigやELBが絡む検証をしていたこともあり、正しく検出されていそうですね。

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グラフバージョンも併記されていたのですが、直感的に分かりやすくて良いです。
もちろん定常運用ではダッシュボードに組み込むべきですが、こうして気軽にレスポンスを確認できるのは超ありがたいですね。

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4. サービス毎の利用費割合を円グラフにして

サービスごとの利用費の割合を円グラフで出してもらいたかったのですが、「パイチャートにして」など言葉を変えても形式は変えてくれませんでした。
(棒グラフ以外にできる指示があれば知りたい)

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一発で理想の形で出せなくても、ビジュアルタイプの変更が可能です。「円グラフ」を選ぶことで必要な形式に変えてくれます。
幸い、データ自体は割合になっていたので使いやすいです。

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無事欲しいビジュアルに変身しました。

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5. Amazon CloudFrontの転送量の日毎の推移

CloudFrontに対してアクセス量が多かった日などを確認できます。加えて、 UsageType ではリクエスト元の国名が分かるので、大体どこからアクセスが来るのか分かります。

例では、US, EUからのリクエストが多かったようですね。
ちなみに、 CloudFront では完全一致するレコードがなく、 Amazon CloudFront と入れれば解釈してくれました。

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6. 直近1ヶ月のリージョン別コスト

リージョン別の利用料金も分析の上ではよく確認すると思います。多くは ap-northeast-1(東京) での利用ですが、グローバルや us-east-1(バージニア北部)などの利用も確認できました。

「直近1ヶ月」と表現したのですが、集計上は BillingPeriodEndDate (請求の区切りで、厳密に直近1ヶ月ではない)を参照していたので、問題がある場合は日別の推移を出して必要な部分を切り取るほうが良さそうです。

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おわりに

Amazon Q in QuickSightを使って、メンバーズCURトピックに対してQ&Aをひたすら投げてみました。
没になった質問が少しあり、例えば 月初と月末でコストパターンの違いなど、やや複雑で定義しづらいものでエラーになっていました。

(60/70が回答できたもの、10/70が回答できなかったもの)

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とはいえ、QuickSightでコスト分析をしている人々にとっては、インサイトを見つけるためかなり有用に使えそうです!

このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、クラウド事業本部 コンサルティング部の荒平がお送りしました!

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