[アップデート] Amazon Quick Automate のオートメーション間でファイルを共有できる「共有ファイルストレージ」機能が追加されました

[アップデート] Amazon Quick Automate のオートメーション間でファイルを共有できる「共有ファイルストレージ」機能が追加されました

2026.05.28

いわさです。

Amazon Quick Automate は、自然言語やプロセスドキュメントからエンタープライズ向けのワークフローオートメーションを構築できるサービスです。
オートメーショングループという単位で複数のオートメーションをグルーピングでき、グループ内でコネクターやスペースなどのリソースを共有しながら権限を管理します。

https://docs.aws.amazon.com/quick/latest/userguide/using-amazon-quick-automations.html

これまで、オートメーションにファイルを入力として渡したり、出力ファイルを受け取ったりするには、Amazon S3 や OneDrive、SharePoint などの外部ストレージサービスにアップロードし、コネクターを設定する必要がありました。

ちょっとした設定ファイルや参照用のリストを共有したいだけでも、外部ストレージサービスを経由したりとかが必要だったのですが、ちょっと前になりますが先月末のアップデートで、Amazon Quick Automate にアプリ内の共有ファイルストレージ機能が追加されています。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/04/amazon-quick-automate-shared-file-storage/

同じオートメーショングループ内のオートメーション間で、外部ストレージやコネクターなしにファイルをアップロード・ダウンロード・共有できるようになっています。
今回こちらを確認する機会があったので紹介します。

実際に確認してみる

では早速 Quick Automate のコンソールから確認してみましょう。東京リージョンで使ってみます。

共有ファイルストレージはオートメーショングループ単位で管理されます。
グループ内のオートメーションがアップロードしたファイルは、同じグループ内の他のオートメーションからすぐにアクセスできる仕様です。

Shared file storage provides a centralized location for managing files used by your automations. Files uploaded by one automation are immediately available to other automations in the same automation group.

https://docs.aws.amazon.com/quick/latest/userguide/actions-quick.html

共有ファイルストレージを操作するためのアクションとして、以下の 2 つが用意されています。

  • Download shared file:共有ストレージからファイルをダウンロードしてオートメーション内で使用する
  • Save as shared file:オートメーションで生成したファイルを共有ストレージにアップロードする

ファイルのアップロードと管理

オートメーショングループの「Shared files」タブから、ファイルを手動でアップロードできます。

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「Upload」ボタンから CSV ファイルをアップロードしてみます。

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アップロードしたファイルが一覧に表示されました。
各ファイルの Actions メニュー(⋮)からダウンロードや削除が可能です。

オートメーション内での利用

オートメーションのビジュアルデザイナーのアクションライブラリに「Quick」カテゴリが用意されており、ここに「Download shared file」と「Save as shared file」の 2 つのアクションがあります。

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「Download shared file」アクションを追加してみました。
File to download に共有ストレージ上のファイル名を指定し、Downloaded file に出力変数名を設定します。

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File to download の横にあるフォルダアイコンをクリックすると、Select File エディターが開きます。
先ほど Shared files タブからアップロードしたファイルがここにも表示されており、選択して使うことができます。

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この画面から直接ファイルをアップロードすることもできるみたいです。

続けて「Save as shared file」アクションも追加してみました。
File to save に Download shared file の出力変数を指定し、Save as filename には保存先のファイル名をリテラルで指定しています。
プロパティの入力欄では </> ボタンで変数とリテラルを切り替えられるようになっており、ファイルオブジェクトを渡すプロパティは変数を、固定値を指定するプロパティはリテラルを使う形です。
Replace existing file にチェックを入れると同名ファイルを上書きする動作になるみたいですね。

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デバッグ実行してみる

Download shared file → Save as shared file の流れでデバッグ実行してみました。

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2 秒で完了し、両アクションとも正常に実行されています。

オートメーショングループの Shared files タブを確認すると、Save as shared file アクションで指定したファイル名でファイルが追加されていることが確認できます。
Last modified by がユーザー名ではなく UUID のような値になっているのは、オートメーションから保存された場合の表示みたいですね。

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制限事項

公式ドキュメントによると、共有ファイルストレージにはオートメーショングループ単位で以下の制限があるとのこと。

制限
最大ファイル数 250 ファイル
最大合計ストレージ 1 GB
最大個別ファイルサイズ 200 MB

対応ファイルタイプも決まってるみたいで HTML、TXT、JSON、CSV、PDF、XLSX、XLS、JPEG/JPG、PNG、DOCX、DOC、TIFF/TIF、ZIP がサポートされています。

さいごに

本日は Amazon Quick Automate にオートメーション間でファイルを共有できる共有ファイルストレージ機能が追加されたので確認してみました。

ちょっとした参照ファイルや設定ファイルを共有したいだけなのに S3 やコネクターの設定が必要だったのは地味に面倒だったので、オートメーショングループの設置絵だけで完結できるのは良いですね。
連絡先リストや料金テーブルのような静的な参照ファイルをビジネスユーザーが自分で更新できたり、あるオートメーションの出力を別のオートメーションの入力にしたりといったユースケースで活用できそうです。
サイズが大きかったり、大量のファイルを扱う場合は引き続き S3 などの連携が必要ですが、軽量なファイル管理であればこちらで十分まかなえそうです。

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