![[アップデート] Amazon Quick で同一ブラウザから複数アカウントに同時サインインできるようになりました](https://images.ctfassets.net/ct0aopd36mqt/2x7muHjvW69fxuVNSKWZHp/b37e05a972fc8125e9214abd764928fa/amazon-quick.png?w=3840&fm=webp)
[アップデート] Amazon Quick で同一ブラウザから複数アカウントに同時サインインできるようになりました
いわさです。
Amazon Quick では開発・テスト・本番など環境ごとに AWS アカウントを分けて運用しているケースがあります。
従来は同一ブラウザ内で 1 つのアカウントにしかサインインできなかったため、別のアカウントのダッシュボードやエージェントを確認するにはサインアウトしてから再度サインインし直す必要がありました。
今回のアップデートで、Amazon Quick にマルチアカウントサインインが追加され、同一ブラウザ内で最大 5 つの Amazon Quick アカウントに同時サインインできるようになりました。
ただし、IAM ベースのマルチアカウントフェデレーションで Amazon Quick にアクセスしている場合はサポート対象外とのことです。私は普段 IAM で使っているのであまり今回のアップデートの恩恵を受けれないかもしれない。
ちなみに、AWS マネジメントコンソールでは 2025 年 1 月に同様のマルチセッション機能がリリースされていました。
また、今回のアップデートに伴い URL にアカウント名が含まれるようになっています。
今回こちらを確認してみたので紹介します。
実際に確認してみる
では早速 Amazon Quick のコンソールから確認してみましょう。
公式ドキュメントにマルチアカウントサインインの手順が記載されています。
マルチアカウントサインイン
まず Amazon Quick にサインインします。
右上にアカウント名が表示されています。

右上のアカウント名をクリックするとメニューが表示されます。
「アカウントを切り替える」というメニューが確認できますね。

「アカウントを切り替える」にカーソルを合わせると、過去にサインインしたアカウントの一覧が表示されます。
ここからアカウントを選択して切り替えたり、「+ Add another account」から新しいアカウントを追加したりできます。

過去にサインインしたアカウントが一覧表示され、各アカウントの最終ログイン時刻も確認できます。
ここからアカウントを選択するとそのアカウントの Amazon Quick に遷移し、「別のアカウントを追加する」から新しいアカウントにサインインすることもできます。

一覧からまだサインインしていないアカウントを選択すると、そのアカウントのサインイン画面が表示されます。
IAM ユーザー/ロールの場合だとここからサインイン出来ないのでここが使えないですね。Quick 独自ユーザーであれば良さそう。

「+ Add another account」を選択した場合は、Quick Suite アカウント名を入力するサインイン画面が表示されます。

なお、同時にサインインできるのは最大 5 アカウントまでで、6 つ目にサインインしようとすると最も古いセッションが自動的にサインアウトされるみたいです。
You can sign in to up to five accounts. If you try to sign in to a sixth account, the system automatically signs out and forgets the least recently signed in account.
先ほど触れたとおり、IAM ベースのマルチアカウントフェデレーションで Amazon Quick にアクセスしている IAM ユーザーはマルチアカウントサインインに対応していないようです。このパターンの利用者も結構多い気がするが。
Multi-account sign-in is not supported for IAM users who access Amazon Quick through IAM-based multi-account federation.
URL 構造の変更
今回のアップデートに伴い、Amazon Quick の URL にアカウント名が含まれるようになっています。
実際に確認してみると、URL が以下のような構造になっていることがわかります。

account/{アカウント名} の部分が追加されていますね。
ダッシュボードなど他のアセットの URL も同様の構造になるようです。
なお、IdP フェデレーションを利用している場合は、フェデレーションリンクにアカウント名を含めることが推奨されています。
アカウント名を含められない場合は sso_login=true クエリパラメータを付与することで対応できるようです。
https://us-east-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/account/ACCOUNT-NAME/start/home?sso_login=true
アカウント名を含まない URL でアクセスした場合
アカウント名を含まない URL(例:https://ap-northeast-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/start/home)にアクセスしてみたところ、アカウント選択画面にリダイレクトされました。

サインアウト
右上メニューの「サインアウト」にカーソルを合わせると、「{アカウント名} からサインアウト」と「すべてのアカウントからサインアウト」の 2 つのオプションが表示されます。

試しに「iwasa-quicksight からサインアウト」を選択してみました。
サインアウト後、アカウント選択画面に遷移しました。

サインアウトしたアカウント(iwasa-quicksight)は一覧に表示されたままですが、選択するとサインインが要求されるようになりました。
サインアウト前はクリックするだけでそのままトップ画面に遷移できていたので、セッションが切れていることが確認できます。

なお、今回は IAM ロールでスイッチしたアカウントから Amazon Quick にフェデレーションサインインしていたのですが、Amazon Quick からサインアウトしたところ、AWS マネジメントコンソール側もサインアウトされました。

「AWS コンソールからサインアウトされました。すべてのタブの AWS セッションがサインアウトされました。」と表示されています。
まぁ今までのサインアウトと同じですね。
なお、AWS マネジメントコンソールのマルチセッション機能はアカウントメニューから「Turn on multi-session」で有効化する形でしたが、Amazon Quick のマルチアカウントサインインについてはドキュメント上に無効化やオプトアウトの手順は見当たりませんでした。
常時有効な機能として提供されているようです。
さいごに
本日は Amazon Quick にマルチアカウントサインイン機能が追加されたので確認してみました。
複数アカウントを使い分けている環境では、サインイン・サインアウトの手間が減るのは地味に助かるアップデートだと思います。
URL にアカウント名が含まれるようになった点も、ブックマークや共有時にどのアカウントのアセットなのかが明確になるので良いですね。
一方で、私のように IAM ユーザーやロールからフェデレーションサインインしている場合は、あまり恩恵がないのと余計なアカウント選択画面をはさむようになったのでちょっと面倒になったかも...
URL 構造が変わったことで既存のブックマークやフェデレーションリンクの更新が必要になる場合があるかもしれないので注意したほうが良いかもしれないです。
Amazon Quick を組織内で利用している場合は、エンドユーザー向けのマニュアルやアクセス手順の案内を更新しておくと混乱が少ないかもしれません。







