[アップデート] Amazon Quick Suite のデータセットサイズが最大 2 TB になり、一部データタイプの制限も緩和されました
いわさです。
昨日アナウンスされていましたが、Amazon Quick Suite の SPICE データセットがいくつか拡張されていました。
Quick Sight を使う際にほぼ使うことになる SPICE ですが、実はいくつかサイズや仕様上の制限事項があるのでそのあたりを注意しながら使う必要があります。
サイズ上限に関してはこれまでも定期的に拡張されて来ているのですが、今回さらに増加しました。
また、いくつかのデータタイプについても制限が変わったものがありますので紹介します。
変更点
SPICE データセットサイズが最大 2TB に
SPICE の上限ですが、データセットごとに最大行数と合計サイズの上限があります。
最大行数については 2025 年 7 月に従来の 10 億行から 20 億行へ拡張されています。(ドキュメントは更新されていない[1])
その際はサイズは据え置きで 1 TB 上限のままだったのですが、今回のアップデートで最大 2 TB になりました。これはとても良い。
データタイプの制限が変更
Quick Sight のデータセットはいくつかのデータタイプがサポートされているのですが、データタイプごとに色々と制限があったりします。
文字列の Unicode サイズ上限はフィールドごとに 2,047 だったのですが、65,535 まで増えました。[2]
また、日付型についてはこれまで上限は 9999 年までサポートされていたのですが、下限が 1400 年からでした。これが 0001 年からになっています。
For datasets stored in memory (SPICE), Amazon Quick Sight supports dates in the following range: Jan 1, 1400 00:00:00 UTC through Dec 31, 9999, 23:59:59 UTC.
ためしてみる
今回は日付型に関して試してみました。
注意事項が1点あって、アナウンスにも記載がありますが今回のアップデートの内容はレガシーエクスペリエンスには反映されていないみたいで、新しいエクスペリエンスを使う必要がありますので注意してください。
データセットの編集画面は現在レガシーエクスペリエンスと新しいエクスペリエンスの2つのモードが存在しています。詳しくは以下を参考にしてください。
1400 年以前も表現できるようになったということで次のようなデータも日付型として扱えるようになります。
645 年 6 月 12 日、何の日かわかりますか?そう、大化の改新ですね。
なんと、今回のアップデートで Quick Suite 上で大化の改新も可視化できるようになったということです。これはすごい。
col1,col2
aaa,2026-01-22
bbb,1400-01-01
ccc,0645-06-12
まずは気づかずにレガシーエクスペリエンスで試してみた様子を紹介します。
上記 CSV をアップロードして取り込んでみると、645 年の行がプレビュー表示されていないですね。

そのまま取り込んでみましたが、1 行スキップされてしまいました。

続いて新しいエクスペリエンスで試してみましょう。
次のように日付型で 645 年の行がプレビュー表示されていることが確認できます。

このままデータセットの作成をしてみると、同じ CSV ですが先程とは異なって今度はスキップされませんでしたね。
エクスペリエンスの違いで取り込みの挙動が異なる点に少し驚きましたが、そういうものなんですね。
今後は新しいエクスペリエンスを使ったほうがいいな。

ビジュアル上も表示できるようになりました。

さいごに
本日は Amazon Quick Suite のデータセットサイズが最大 2 TB になり、一部データタイプの制限も緩和されたので試してみました。
普通に嬉しいアップデートです。良かったねという感じ。
日付型も拡張されて歴史的な時系列データを扱う際にも対応しやすくなりました。
また、今回データセット編集画面のエクスペリエンスの違いによって制限事項が異なる点を知ったので、今後は新しいエクスペリエンスを使っていきましょうと提案しやすくなりましたね。






