Amazon QuickSight のテキストボックスで利用可能なパラメータと利用できないパラメータについて
Amazon QuickSight では、テキストボックスには文字列の入力の他にも QuickSight で利用しているパラメータを挿入可能です。 しかし、使用可能なパラメータの種類には制限がありました。本記事では、テキストボックスで利用可能なパラメータの種類についてまとめます。
確認結果
- テキストボックスで利用可能なパラメータは、単一の値を持つものに限られる。
- 複数の値を選択できるパラメータはテキストボックス内での利用はできない。
- 動的にデータセットを参照するパラメータでも単一の値であればテキストボックスで利用できる。
はじめに
QuickSight の「テキストボックス」というビジュアルが用意されており、任意の文字列を表示可能です。
QuickSight で利用しているパラメータの値をテキストボックスに埋め込むこともできます。
テキストボックスに埋め込み可能なパラメータとそうではないパラメータがありました。以下の公式ドキュメントを確認しましたが、執筆時点ではこの仕様については確認できませんでした。検証してわかった範囲の情報を共有します。
テキストボックスで利用可能なパラメータ
パラメータの値設定が単一の値設定はテキストボックスで利用可能です。
また、単一の値であればデータセットのフィールドと紐づけた動的な値であってもテキストボックス内で利用可能でした。
複数の値の中から単一の値しか入力できないためです。
日時データ型も単一の値しか入力できないため、テキストボックスで利用可能です。
テキストボックスで利用できないパラメータ
パラメータの値設定が複数の値設定はテキストボックスで利用できません。
複数の値だと同様にデータセットのフィールドと紐づけた動的な値は使用できません。
パラメータとしては利用できますが、テキストボックス内でこの値を利用できませんでした。
まとめ
テキストボックス内でパラメータの値の利用を検討する際は、パラメータの値の設定を考えて設計が必要にになる。
QuickSight のテキストボックスで使用可能なパラメータは、単一の値を持つものに限られていました。 複数の値を選択できるパラメータはできませんでした。ただし、動的にデータセットを参照するパラメータは、複数の値の中から単一の値を選ぶ設定であればテキストボックス内で利用可能でした。
おわりに
調べてたどり着いた方の時間節約になれば幸いです。