[アップデート]Amazon SageMaker Unified Studioでコードエディタが使用できるようになりました

[アップデート]Amazon SageMaker Unified Studioでコードエディタが使用できるようになりました

Clock Icon2025.05.13

お疲れさまです。とーちです。

Amazon SageMaker Unified Studioでコードエディタが使えるようになったというアップデートがあったので、早速試してみました。

SageMaker AIのほうは使ったことがあったものの、SageMaker Unified Studioは使ったことがなかったので、まずは初期設定(Unified Studioドメインの作成)から実施しました。

なお、SageMaker Unified Studioについては以下のブログ記事に分かりやすく書いてありますので、ドメインとプロジェクトの関係などが分かりづらいという方はこちらもご参照ください。

https://dev.classmethod.jp/articles/sagemaker-unified-studio/

SageMaker Unified Studioドメインの作成

まずはSageMaker Unified Studioドメインを作成します。SageMaker Unified Studioのコンソールにアクセスすると、以下のような画面が表示されます。

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クイックセットアップと手動設定のいずれかを選べるようです。手早く試したいのでクイックセットアップを選択します。

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クイックセットアップでの設定については、ほぼデフォルトのままとしました。VPC及びサブネットの部分だけ自分で作成したものを指定しています。

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SageMaker AIはIAMロールでのアクセスもできましたが、SageMaker Unified StudioはIAMロールは使えずIAM Identity Centerを使ったログインとなるようです。メールアドレス等を入力して「ドメインを作成」を押すとIAM Identity Centerのアカウントインスタンスが作成されます。

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上記までが完了すると以下のような画面が表示されます。

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IAM Identity Centerのセットアップ

「メールを確認」とのことなので見てみると、Invitation to join AWS IAM Identity Centerというメールが届いていました。メールの中のAccept invitationをクリックするとユーザーのパスワード設定やMFA登録等を行う画面になります。

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パスワード設定等を完了させ、IAM Identity Center アカウントインスタンスにログインすると以下のようにAmazon SageMakerが選択できるようになっていました。

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選択すると、以下のような画面が出るので「Sign in with SSO」を選択するとSageMaker Unified Studioにログインできます。

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プロジェクトの作成

コードエディタを使用するにはまずはプロジェクトを作成する必要があるようです。

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プロジェクトを作成する際にはProject profileを指定することでそのプロジェクトで使えるリソースが決まります。ここでいうリソースとは例えばRedshiftやSageMaker AI等の他のAWSサービスのことです。プロジェクトを作成したタイミングで指定したProject profileに含まれる各リソースも作成されます。

今回はAll capabilitiesを選択しました。なおProject profileによっては今回やりたいことである「Amazon SageMaker Unified Studio のコードエディタ」が使えないので注意してください。例えば「Generative AI application development」だとコードエディタを使うための「スペース」が作成出来ないようでした。

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次の画面で指定したProject profileに含まれるBlue printの設定項目を指定します。Blue printはプロジェクトで利用可能なAWSツールやサービスを定義するテンプレートとなっており、先ほどの説明でProject profileを指定することでそのプロジェクトで使えるリソースが決まると言いましたが、実際にはProject profileに含まれるBlue printによりリソースが決まるということになります。Project profileには複数のBlue printを含めることが出来ます。

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以下のステータスになるとプロジェクトの作成は完了です。

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スペースの作成

続いてスペースを作成します。一つのスペースが一つのインスタンスに対応しており、スペースごとにCode EditorかJupyterLabかを選択します。今回のアップデートでユーザーごとに複数のスペースを持てるようにもなりました。

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以下の設定でスペースを作成しました。

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しばらくすると以下のようにStatusがRunningになります。Openを押すとアクセスできます。

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コードエディタの使用

コードエディタが開くと以下のようにSageMaker Code Editorがファイルを自動で実行することがあるので、信頼されたプログラムのみが置いてあることを確認してね的なメッセージが表示されます。

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Amazon SageMaker AIでもCode Editorは使用できたので、おそらく中身は似た感じなのではないかなと思います。Amazon Q Developerの拡張が最初からインストールされているのがいいですね。

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まとめ

以上、SageMaker Unified StudioでCodeEditorが使えるようになったというアップデートでした。

SageMaker Unified Studioのアップデートが色々出てきているので、AWSとしても力を入れているのかなという気がしますね。SageMaker Unified Studioの初期設定は出来たので、気になるアップデートがあったら試してみようかなと思いました。

以上、とーちでした。

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