アノテーションのアプリ研修を受講してみて
- t_o_dと申します。
- アノテーションのインフラチームへ12月にジョインいたしまして、約2か月間ツール保守研修を受けておりました。
- 今回はその研修の内容や受けての所感を記録いたします。
内容
- 私はインフラチームの中のツール保守を行う所に所属していますが、そのチームではさまざまなアプリケーションの保守を引き受けるため、特定の言語や技術の知識だけ必要というわけにはいきません。
- そのため研修としてはスプレッドシートを利用したGASツールからReactを利用したWebアプリなど、各種性質が異なるアプリケーションに関わっていく内容でした。
- 今回受けたアプリ保守研修としては以下の3つに取り組みました。
- スプレッドシート連携ツール
- Google Apps Script + TypeScript
- サーバーレスアプリ
- Python + Lambda + serverless framework
- Webアプリ
- React + TypeScript + Amplify
- スプレッドシート連携ツール
- Udemyを活用しており、研修内容の共有や必要な学習動画等は全てそちらで確認いたします。
- 進め方としては各種「開発・テスト・ドキュメント」というフェーズで進めていき、それぞれの工程の最後にレビューを行なっていく方式です。
- 細かな仕様や設計はなく大まかな完成像のみがあり、自ら考えて仕様や実装に落とし込んでいく必要があります。
- タスク管理としてはBacklogを利用しており、実装機能やフェーズごとに切っていく形となります。
工夫したこと
- この内容に取り組むにあたって、未経験ではないが歴が浅い私が意識して工夫した点は以下となります。
- 柔軟な工数管理
- 細かな日程調整に時間をかけて動き出しが遅くなるよりも、各研修の締めをふんわり設定して残りは実装の際に切り出しながら調整していくという形を取りました。
- そうすることで、時間がかかる箇所や重点的に取り組みたい内容が理解できてくるかなと判断したためです。
- 自作プロダクトという感謝
- 研修とはいえ自ら考えて実装していくツールおよびアプリなので、それができる場に感謝しながらより良いものを作ろうという意識で取り組みました。
- のびのび書く
- 研修は単にこれからの実務を把握するためだけのものではなく、実務に入った後でも安定して楽しみ滞りなく取り組むための仕組みを考えられる機会です。
- 工数や学習に追われるあまり、こなすだけの業務になったり協働で働くことにおいて必要なコミュニケーションを怠るといったことを防ぐために必要なことかなと考えました。
- そのため、実務のための内容把握に加えて、隙間時間での学習やチームや他部門の方達とのコミュニケーションを意識して、のびのび働ける仕組みづくりを意識しました。
- 柔軟な工数管理
得られたことや課題
- 3つの特性が違うアプリに携わっていく今回の研修を通してさまざまな発見があり多くのことを得ることができました。
- その中から重要と感じた点は以下となります。
- テストの重要性
- ツール保守としても正常な動作を担保した品質の高いクオリティを求められるため、テストにおいても重点的に指導いただきました。
- 元々私はテストフェーズでの経験が浅かったため、オススメの動画やサイトを教えてもうらことに加えて自らの経験談を聞くことができました。
- ツール保守としての役割
- 情シスとしてツール保守を引き受けるチームのため、単に開発されたもののメンテナンスや改修というわけにはいきません。
- 「社内でまわっている業務や動きを理解して仕様や実装に組み込むことが重要」ということを教わりました。
- テストの重要性
- 同時に自らも把握できなかった改善点や課題も多くありました。
- ケアレスミスの多さ
- 私自身、新天地であることに加えてこれまでよりボリュームが増えてくる環境で働くことになります。
- そうした環境になると、元々ケアレスミスが多い方だなと理解していたとはいえ、さらに目立ってしまいました。
- ただ弊社では「仕組みで解決する」という文化があるため、今後積極的に先輩方に教えを請いたいと思います。
- 仕様や設計が不十分
- 自作プロダクトという意識は持っていたものの、やはり進み具合によって「これでよいか」という気持ちが芽生えることもあり、それが仕様にも反映されてしまいます。
- そこから、ユーザー目線での仕様を目指しつつ自身の業務を安定させることを両立させるのは難しいと感じました。
- こればかりは教えを請うことはもちろん、地道に試行錯誤をしながら地道に経験を積んでいく所存です。
- ケアレスミスの多さ
- 受けている立場としての研修への改善点や提案については以下となります。
- 気軽な不明点の確認の場を作る
- フルリモート環境のため研修自体全てオンライン上で完結できるようになっています。そのため不明点の確認する場合はチャットか必要があればMeetをつなぎます。
- ただチャットやMeetだと過去の確認事項を整理しづらく、またチャットを確認事項で埋めることに少し抵抗がある場合もあります。
- そのため例えばスプレッドシートであれば質問シートを作成して、お互い時間がある時に質問や回答をしていく仕組みにすると、過去の質問の整理や記録につながるのではないかと思います。
- 気軽な不明点の確認の場を作る
まとめ
- 今回の研修を通して、成果・得られた点・改善していく点を主に洗い出すことができ、こうしてブログという形で整理できました。
- このことをムダにせずきちんと生かして、より良い業務に努めていけるように精進します。
アノテーション株式会社について
- アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。