AppleのDev Centerが繋がらなくてお困りの方へ
繋がらないと何もできないよ
先週の木曜日(2013年7月18日)、突如「We’ll be back soon」表記となりサイトのメンテナンスが開始されたまま一向に再会する気配のないAppleのiOS Dev Center及びMac Dev Center。
1週間たった今(2013年7月25日)も、再開される気配がありません。
つい先週金曜日に新しいMac Book Airが届き、環境を移行して開発をするぞと思っていた矢先のこのトラブルには、なにかの陰謀を感じます。
懐かしのiOS Dev Centerですね。iOS7のドキュメントやリソースを見るのにアクセスしたいものですが・・・
事の顛末はハッキングなの?脆弱性が発覚したからなの?
マイナビさんの「Apple開発者サイトのハッキング事件、その経過と最新情報を整理する」がまとまってて割と読みやすいですが、脆弱性を指摘したセキュリティ研究者とその前後でハッキングが発覚し、その対策のために一度クローズしての全体のオーバーホール、ソフトウェア・アップデート、並びにデータベース再構築を行なっているそうです。Appleに勤めている知り合いにそれとなく話を聞いてみましたが「DC情報は一切入ってこないのでわからないのですよ(´・ω・`)」という意見をいただきました。他部署ということもあるでしょうが、Apple内部でも情報は限られたセグメント内で閉じられていると考えられます。
今できることは何なのか
今できることをまとめてみます。
まず第一に、プロビジョニングの更新ができない以上、新しいマシンでの開発は不可能と考えて問題ないでしょう。いや、大問題なのですが。幸いなことにApp Storeは生きてますので、Xcodeはインストールできます。とりあえず今から開発をしようと思う私を含めた開発者は、実機でのデバッグ作業の手前までしかできません。
今は、この段階でのアプリをコーディングして溜める期間だということなのでしょう。
すでにプロビジョニング登録等が終わってる人は、アプリをXcodeのOrganizerからDistrobuteすることができます。つまり、今あるアプリを更新したりは可能みたいです。今回のメンテナンスが始まって申請が通ったっていう意見はまだ聞いていませんが、メンテナンス直前に申請出したら、ステータスがReadyになったという話は出ていますので、審査部署と今回のiOS Dev Centerは切り離されてるのだと思われます。今現在アップデートしなければならないアプリがあるので、この作業の結果を後ほど更新で反映させたいと思います。
[7/25 19:00追記]
iTunes Connectで、現在公開済みのアプリであれば更新することができました(Waiting For Reviewステータス)。ここから先に進むかは見守るしかなさそうです。また、新しいアプリも、設定されていれば登録できそうです(iOS Dev Centerを利用してステータスの変更を含む場合はそこから先ができません)。
Libraryは見れるよ
iOS Developer Libraryだけは息をしています。日本語版もありますが、日本語版は翻訳が古かったり過去のバージョンのものもあるので、新しいものを求める方は英語版で。目的のAPIを右上で検索してドキュメントを探すことができます。
現状は
2013年7月25日10時現在、Appleのメンテナンス画面が更新されて少し変化がありました。「Apple Developer Update」に更新され、現在の復旧情報がステータスとして見れるようになりました。今のところiTunes ConnectとBug Reporterの2つしかOnlineになってません。これは長期戦になりそうですね。
「Dev Center Checker」なんてものを作ってる方も居ます。私もDevCenterの様子を1時間おきに見に行ってるぐらいなので、チェックしたい人は導入してみるのはいかがでしょうか。
いろんなブログで書かれているように「あなたがiOSかMacアプリ開発者なら、今週は休暇を取ることをお勧めする」っていうのを私も結論にしておきます。