[アップデート] AWS Backup による AMI 取得時にスナップショットに対して EBS ボリュームのタグを自動でコピーしてくれるようになりました!地味うれしい!
コンバンハ、千葉(幸)です。
AWS Backup を使用して AMI を取得する際に、 EBS ボリュームのタグを自動コピーしてくれるようになりました!
これは…… …… ……嬉しいですね!
目次
何が変わったのか
ほぼそのままですが、以下のイメージです。
AWS Backup はフルマネージドなバックアップサービスであり、対応する AWS サービスのバックアップを一元管理することができます。
EC2 も対応するサービスの一つであり、バックアップを有効化すると、AMI を取得してくれます。( AWS Backup ではリカバリーポイントと呼称されます。)
AMI を取得すると、その構成要素の一つである EBS スナップショットも同時に作成されます。従来は EBS スナップショットに対してタグのコピーは行われませんでしたが、今回のアップデートにより、 EBS ボリュームのタグが自動的にコピーされるようになりました。
( AWS Backup を使わずに手動で AMI を取得する時ってどうだったっけ?と思って試したところ、スナップショットにはタグは付与されていませんでした。なるほど。)
AWS Backup での特別な操作は必要ありません。数量が増えてきた時にタグが付与されていると判別がつきやすくて嬉しいですよね。地味に助かるアップデートです。
AWS Backup の全体像については、以下エントリを参照してください。
やってみた
以下のインスタンスを対象に AWS Backup でバックアップを作成し、取得後のスナップショットのタグを確認します。
- インスタンスにアタッチされたタグ
- Backup : Enable
- Name : ManagedInstance
- インスタンスにアタッチされた EBS ボリュームにアタッチされたタグ
- EBS : Tagtag
- Name : Test-Volume
今回はオンデマンドでバックアップを取得します。
リソースタイプとして EC2 を選択し、バックアップを実行します。
バックアップジョブの進行状況が確認できるため、完了するのを待ちます。
完了したら、作成されたバックアップの内容を確認します。
まずは AMI のタグです。
インスタンスにアタッチされていたタグに加え、 AWS Backup が付与するタグが設定されています。これは従来から有効であった挙動です。
AMI に紐づくスナップショットを確認します。EBS にアタッチされていたタグがコピーされていることが分かります。
コスト配分タグや、プロジェクトごとに異なるタグを使用してタグベースの認可を行なっている環境では助かりますね。
終わりに
AWS Backup がスナップショットにタグをコピーしてくれる地味うれしいアップデートを確認しました。
スナップショットへのタグづけはこれまでありそうでなかった機能ですので、これまで作り込みで対応してきた……という場合に置き換えできるかもしれません、活用していきましょう。
以上、千葉(幸)がお送りしました。