[アップデート]AWS Backup で スナップショットアーカイブが可能になりました! #AWSreinvent

2023.11.28

コンニチハ、千葉です。

AWS Backup で スナップショットアーカイブ可能になりました! もともとは手動またはライフサイクルマネージャーで利用可能でしたが、今回のアップデートにより AWS Backup に対応した形になります。

スナップショットアーカイブを利用すると、スナップショットのストレージコストを最大で75%削減可能です。 スナップショットアーカイブは、90日以上保存しかつ低頻度利用のスナップショットをコスト効率用保存するために利用します。リストアには24h〜72h程度かかるため、利用目的にあっているか確認し利用しましょう。またスナップショットアーカイブは差分ではなくフルバックアップになります。

スナップショットアーカイブの関連記事です。

確認してみた

AWS backup のバックアッププランの作成画面に移動します。スナップショットアーカイブを利用するには、バックアップ頻度を28日以上で指定する必要があります。

「Amazon EBS のコールドストレージ」という項目が増えています。 「バックアップをウォームストレージからコールドストレージに移動」をチェックし、さらに「Amazon EBS スナップショットをアーカイブ」をチェックします。 バックアップの保存期間を90日(指定はウォームストレージに指定した値が加算 8+90=98)以上に指定する必要があります。

スナップショットアーカイブ利用上の注意事項まとめです

  • バックアップ頻度(スナップショット取得間隔)が 28 日以上であること
  • バックアップの保持期間が 90 以上のスナップショットであること
  • スナップショットアーカイブは常に増分バックアップではなく完全バックアップとして保存されます
  • 目標復旧時間 (RTO) が長くなります (最大 72 時間)

※上記の制限は、例えば毎日スナップショットアーカイブでフルバックアップしたときに逆に料金が高くなってしまうことを防ぐための制限と理解するといいかなと思います

さいごに

AWS Backup にて、スナップショットストレージを利用できるようになりました。AWS Backup でバックアップの一元管理できる幅が広がりました。監査ログや利用頻度の低い大規模データのバックアップをコスト効率よく保存できるようになったと思います。

それではまた!

参考

https://docs.aws.amazon.com/aws-backup/latest/devguide/creating-a-backup-plan.html