AWS利用費の監視役AWS Budgetsが変動予算ターゲットをサポート
ご機嫌いかがでしょうか、豊崎です。
地味なアップデートも拾っていくぞのコーナーです。AWS Budgetsで新しくコスト予算および使用量予算で変動予算ターゲットがサポートされました。
具体的には以下のようなことができます。
- 年間通して予算は一定だが、年末だけシステムに対する需要が増えることが明確なので予算を倍額に設定する
- ビジネス的な成長を見込んで予算を月毎や四半期の期間ごとに自動的に任意の割合で予算を増やす
実際にどの箇所で設定するのか、みていきたいと思います。
どの部分のこと?
まずはAWSマネジメントコンソールにログインして、Billing & Cost Management(請求)のダッシュボードを開き、「Create a budget」から予算設定を行なっていきます。
今回アップデートがあったのはこの画面の上2つです。ここではコスト予算を選択して進んでいきます。
すると、毎月の予算計画という項目があります。その中で月毎に予算額を入力する箇所があります。例えば冒頭に記載した以下の例の場合のように、特定の月の予算を変更することが可能です。
- 年間通して予算は一定だが、年末だけシステムに対する需要が増えることが明確なので予算を倍額に設定する
続いて以下のケースの場合の設定箇所を確認していきます。
- ビジネス的な成長を見込んで予算を月毎や四半期の期間ごとに自動的に任意の割合で予算を増やす
予算額を自動入力を押すと以下のようなポップアップが表示されます。その中で現在の予算(開始予算)と成長予測を入力することで任意の期間ごとに成長予測のパーセンテージをかけた予算が設定されます。
あとはアラートや閾値などの必要項目を指定していけば設定完了です。実際のアラートの設定などについては以下の記事をご参考ください。
さいごに
コスト系の機能は派手さこそないものの、ビジネス観点からシステムをみたときに絶対外せない要素かと思いますので、是非有効活用いただければと思います。
この記事が誰かのお役に立てば幸いです。