AWS Builder Labs (セルフペースラボ) の Introduction to Amazon ElastiCache with Windows Server をやってみた
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは
AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは、AWS Skill Builder 内で提供されている AWS の学習コンテンツであり、以下の特徴があります。
- ハンズオン形式で実践的な学習ができる
- AWS のラボ環境が提供されるため、コストを気にせずに学習できる
- オンデマンドで利用可能なため、時間や場所を問わずに学習できる
注意点として、AWS Builder Labs の利用には、個人またはチームのサブスクリプション契約が必要となります。
詳細は公式サイトをご参照ください。
Introduction to Amazon ElastiCache with Windows Server とは
Introduction to Amazon ElastiCache with Windows Server とは、AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されているコースの1つです。
コースの概要は公式サイトより引用いたします。
概要
このガイドでは、Amazon ElastiCache について説明しています。このラボでは、Amazon ElastiCache Redis ノードを作成し、Amazon EC2 インスタンスからそのノードに接続してコマンドを実行します。その後、Redis ノードを削除して、リソースをクリーンアップします。
取り上げるトピック
このラボを修了すると、以下ができるようになります。
- Amazon ElastiCache クラスターを作成する
- Amazon ElastiCache クラスターにアクセス権限を付与する
- Amazon ElastiCache クラスターに接続して、コマンドを実行する
- Amazon ElastiCache クラスターを削除する
本コースの所要時間は約45分です。
日本語版のコースも提供されています、今回は日本語版コースをやってみました。
コースの流れは以下です。
- Amazon ElastiCache クラスターを作成する
- Amazon ElastiCache クラスターへのアクセス権限を付与する
- ElastiCache エンドポイントを取得する
- Amazon EC2 インスタンスに接続する
- Redis クライアントをインストールして、cache クラスターを操作する
- Amazon ElastiCache クラスターを削除する
やってみた
1. Amazon ElastiCache クラスターを作成する
ここでは ElastiCache クラスターを作成していきます。
ElastiCache のマネジメントコンソール画面から [Redis クラスターを作成] をクリックします。
ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、クラスターを作成しましょう。
ElastiCache クラスターのステータスが Available であることを確認できたら作成完了です。
2. Amazon ElastiCache クラスターへのアクセス権限を付与する
ここでは ElastiCache クラスターに設定したセキュリティグループのインバウンドルールを変更していきます。
ポート範囲 6379、ソースタイプ Anywhere-IPv4 のルールを追加します。
3. ElastiCache エンドポイントを取得する
ここでは ElastiCache のプライマリエンドポイントを確認のうえ、値を控えておきます。
後ほど EC2 インスタンスから ElastiCache クラスターに接続する際に利用します。
ラボにて Windows の EC2 インスタンスを用意してくれています。
またインスタンスに接続するための Session Manager の URL も用意してくれていますので、ブラウザからアクセスします。
プライマリエンドポイントが記載されたテキストファイルをデスクトップに作成しましょう。
cd C:\Users\Administrator\Desktop\ echo mycache.j3cwk9.ng.0001.usw1.cache.amazonaws.com > mycache.txt
4. Amazon EC2 インスタンスに接続する
ここではラボにて用意してくれている Windows の EC2 インスタンスに RDP 接続していきます。
Systems Manager のマネジメントコンソールからフリートマネージャーにアクセスし、対象インスタンスをチェックして [リモートデスクトップ (RDP) との接続] を選択します。
ラボにて用意された PEM ファイルをアップロードのうえ、インスタンスに接続します。
RDP 接続が成功したことを確認できました。
5. Redis クライアントをインストールして、cache クラスターを操作する
ここでは Redis クライアントをインストールして、ElastiCache クラスターに接続して操作していきます。
デスクトップに Redis Desktop Manager を用意してくれていますので、インストールを実施していきましょう。
Redis Desktop Manager がインストールされました。
続いて ElastiCache クラスターに接続していきましょう。
Address には先ほどデスクトップにテキストファイルで保存したプライマリエンドポイントを設定します。
ElastiCache クラスターに接続できたら、コンソール画面から以下のコマンドを実行していきます。
set a "hello" get a get b set b "Good-bye" EX 5 get b get b ※5秒経過後に実行
6. Amazon ElastiCache クラスターを削除する
最後に ElastiCache クラスターを削除していきましょう。
ElastiCache クラスターを削除されたことを確認できました。
まとめ
実際に本コースをやってみて、初めて ElastiCache を触るという方には勉強になるコンテンツではないかと思いました。
ラボ側で詳細に手順を提示してくれるため、特につまずくことなく誰でもコースを完走することができるかと思います。
提示される手順と、実際のマネジメントコンソール画面にほとんど差異がないのが本当に良いですね。
今後も AWS Builder Labs のコンテンツを試してはブログ化していきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!