AWS Builder Labs (セルフペースラボ) の Launching Amazon EC2 Instances をやってみた

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されている Launching Amazon EC2 Instances を実際にやってみました。
2023.04.25

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは

AWS Builder Labs (セルフペースラボ) とは、AWS Skill Builder 内で提供されている AWS の学習コンテンツであり、以下の特徴があります。

  • ハンズオン形式で実践的な学習ができる
  • AWS のラボ環境が提供されるため、コストを気にせずに学習できる
  • オンデマンドで利用可能なため、時間や場所を問わずに学習できる

注意点として、AWS Builder Labs の利用には、個人またはチームのサブスクリプション契約が必要となります。

詳細は公式サイトをご参照ください。

Launching Amazon EC2 Instances とは

Launching Amazon EC2 Instances とは、AWS Builder Labs (セルフペースラボ) で提供されているコースの1つです。
コースの概要は公式サイトより引用いたします。

ラボの概要

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、セキュアでサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウドで提供するウェブサービスです。Amazon EC2 を使用すると、デベロッパーはウェブスケールのクラウドコンピューティングを簡単に利用できるようになります。Amazon EC2 のシンプルなウェブサービスインターフェイスを通して、必要なキャパシティーを取得し、簡単に設定することができます。使用するコンピューティングリソースのあらゆる面をお客様自身でコントロールしながら、実績ある Amazon のコンピューティング環境で実行できます。

このラボでは、ネットワーク、ストレージ、セキュリティなど、適切な Amazon EC2 仮想マシンのコンポーネントを選択、作成する方法について学習します。また、Amazon EC2 インスタンスの設定、アクセス、終了も実施します。

取り上げるトピック

このラボを修了すると、次のことができるようになります。

  • Amazon EC2 サービスコンソールを操作する。
  • Amazon EC2 インスタンスのライフサイクルを理解する。
  • Amazon EC2 インスタンスの主なコンポーネントとその設定方法を理解する。
  • Amazon EC2 インスタンスを起動し、アクセスする。
  • Amazon EC2 インスタンスを終了する。

本コースの所要時間は約1時間です。
日本語版のコースも提供されています、今回は日本語版コースをやってみました。

コースの流れは以下です。

  1. AWS コンソールへのログインと Amazon EC2 コンソールの概要
  2. EC2 インスタンスの設定、起動、ライフサイクルの確認
  3. 追加設定を使用して EC2 インスタンスを起動し、ユーザーデータ実装をテストする
  4. EC2 インスタンス仮想マシンにアクセスし、確認する
  5. EC2 インスタンス仮想マシンの属性を変更する
  6. EC2 インスタンス仮想マシンを終了してクリーンアップする

やってみた

1. AWS コンソールへのログインと Amazon EC2 コンソールの概要

ここでは EC2 コンソールの概要を確認していきます。

EC2 ダッシュボードの以下のセクションについて、ラボから概要が説明されていますので確認していきましょう。

  • リソース
  • インスタンスを起動
  • サービス状態
  • 画面左のクイックメニュー

制限ページについて、ラボから概要が説明されていますので確認していきましょう。

AMI カタログページについて、ラボから概要が説明されていますので確認していきましょう。

2. EC2 インスタンスの設定、起動、ライフサイクルの確認

ここでは EC2 インスタンスの起動、停止、終了を実施したうえで、EC2 のライフサイクルを確認していきます。

ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、EC2 インスタンスを起動しましょう。

EC2 インスタンスの状態が保留中から実行中に遷移していくことを確認します。

インスタンスのライフサイクルの詳細は インスタンスのライフサイクル から確認しましょう。

続いてインスタンスを停止していきます。

インスタンスの再起動、停止、休止、削除の違いについては、 インスタンスのライフサイクル | 再起動、停止、休止、削除の違い から確認しましょう。

続いてインスタンス概要ページを確認してきます。
インスタンス概要ページについて、ラボから概要が説明されていますので確認していきましょう。

続いてインスタンスを終了します。

インスタンスが終了されたことを確認できました。

3. 追加設定を使用して EC2 インスタンスを起動し、ユーザーデータ実装をテストする

ここではユーザーデータを設定した EC2 インスタンスを起動してみます。

ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、EC2 インスタンスを起動しましょう。

ユーザーデータには以下を設定します。

#!/bin/bash
yum update -y
amazon-linux-extras install -y lamp-mariadb10.2-php7.2 php7.2
yum install -y httpd mariadb-server
systemctl start httpd
systemctl enable httpd
usermod -a -G apache ec2-user
chown -R ec2-user:apache /var/www
chmod 2775 /var/www
find /var/www -type d -exec chmod 2775 {} \;
find /var/www -type f -exec chmod 0664 {} \;
echo "<?php phpinfo(); ?>" > /var/www/html/phpinfo.php

インスタンスが正常に起動したことを確認できたら、パブリック IPv4 DNS にブラウザからアクセスします。

ユーザーデータで設定した PHP アプリケーションのテストページにアクセスできることを確認できました。

4. EC2 インスタンス仮想マシンにアクセスし、確認する

ここでは EC2 インスタンスにアクセスして設定を確認していきます。

セッションマネージャーにてインスタンスに接続します。

ラボの指示に従って以下を実施していきます。

  • yum のアップデート
  • パブリックキーペアの確認
  • /var/www/html/phpinfo.php の確認

5. EC2 インスタンス仮想マシンの属性を変更する

ここでは EC2 インスタンスの属性を変更していきます。

まずはインスタンスを停止しましょう。

インスタンスが停止したことを確認したら、インスタンスタイプを変更していきます。

ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、適用しましょう。

続いては EBS ボリュームの設定を変更していきます。
まずはインスタンスの詳細ページからボリュームを特定しましょう。

ボリュームを特定したら設定を変更していきます。

ラボの指示に従って設定値を入力のうえ、変更しましょう。

ボリュームが使用中に遷移したことを確認しました。

続いては停止中のインスタンスを開始していきます。

インスタンスが正常に起動したことを確認できたら、再度パブリック IPv4 DNS にブラウザからアクセスします。

PHP アプリケーションのテストページにアクセスできることを確認できました。

6. EC2 インスタンス仮想マシンを終了してクリーンアップする

最後に起動中の EC2 インスタンスを終了します。

正常にインスタンスが終了したことを確認できました。

まとめ

実際に本コースをやってみて、初めて EC2 を触るという方には勉強になるコンテンツではないかと思いました。

ラボ側で詳細に手順を提示してくれるため、特につまずくことなく誰でもコースを完走することができるかと思います。
提示される手順と、実際のマネジメントコンソール画面にほとんど差異がないのが本当に良いですね。

今後も AWS Builder Labs のコンテンツを試してはブログ化していきたいと考えています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!