恐るべきツールCloudFormerとは一体何だ!?
CloudFormerとは何か?
CloudFormerは、自分が管理しているEC2を始めとしたAWSのほぼ全ての環境から起動や設定に関する情報を抽出して、CloudFormationのテンプレートを生成するプログラムです。CloudFormationは、生成されたテンプレートから全く同じ環境をボタン1つで生成する事ができます。テンプレート自体は、JSON形式のテキストファイルですから追記修正が可能です。
CloudFormerをセットアップする
CloudFormerそのものは、AWSのサービスとしてManagement Consoleなどから提供されるのではなく、Amazon EC2インスタンスとして提供されています。CloudFormerのインスタンス自体を立ち上げるために、以下のURLからCloudFormationのテンプレートを指定して起動します。
CloudFormerが入ったECインスタンス(t1.micro)を起動する!(東京リージョン)
今回は東京リージョンでCloudFormerのインタンスを立ち上げます。
無事に起動すると以下のような表示になります。
CloudFormerを使ってみよう!
CloudFormerを使うには、CloudFormationによって起動されたEC2インスタンスのパブリックDNS名をブラウザで開きます。
あとはウィザード形式で選択していくだけです。まずは、このテンプレートの説明を記述します。
Route 53の設定
EIP、ELB、CloudFrontの設定
Auto Scaling Group、EC2の設定
Auto Scaling起動コンフィグの設定
EBSボリューム、RDS、S3バケットの設定
EC2セキュリティグループ、RDSセキュリティグループの設定
SQS、SimpleDBの設定
Auto Scalingトリガーの設定
サマリー画面
CloudFormationテンプレートの確認
テンプレートを使う
作成されたテンプレートを使うために、CloudFormationの画面に移動してCreate Stackを選択します。先ほど作成したテンプレートはS3に保存されていますのでS3のURLを指定しましょう。
まとめ
CloudFormerいかがでしたでしょうか。既存の環境をテンプレートとして丸ごと再現できる恐るべきツールです。JSON形式のテキストファイルですから、まずは実現したい環境を実際に作ってからCloudFormerでテンプレートを作成し、これをベースとして応用版のテンプレートを作成するのが良いかもしれません。ぜひ試してみてください。