EC2 インスタンスのタグを EBS スナップショットにコピーする方法

EC2 インスタンスのタグを EBS スナップショットにコピーする方法

Clock Icon2025.05.01

はじめに

こんにちは、中村です!
本記事では、インスタンスに付けたタグを、対象インスタンスから作成したスナップショットにもコピーさせる方法をご紹介します。

方法

今回ご紹介する方法は、インスタンスとそれに紐づくボリュームに同じタグを付与し、スナップショット作成時にボリュームのタグをコピーするように設定することで、インスタンスと同じタグを持つスナップショットを作成するというものです。

  1. インスタンスとボリュームに同じタグを付与する
  2. スナップショット作成時に[ソースボリュームからタグをコピー]を有効にする
  3. 結果として、スナップショットにインスタンスと同じタグが付与された状態になる

以下、実際に設定していきます。

まず、インスタンス作成時にタグを付与します。
今回は「Key:Description / Value:aaa」のタグをインスタンスとボリュームに付与するように設定します。

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インスタンス作成後、同時に作成されたボリュームにも同じタグ「Key:Description / Value:aaa」が付与されていることを確認します。

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次に「スナップショット>スナップショットの作成」からスナップショット作成の設定を行います。
設定内容は以下のとおりです。

==
リソースタイプ:インスタンス を選択
・スナップショット作成対象のインスタンス ID を選択
・[ソースボリュームからタグをコピー]にて[タグのコピー]にチェックをいれる
==

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上記設定でスナップショットを作成すると、スナップショットにタグ「Key:Description / Value:aaa」が反映されます。

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まとめ

スナップショットの料金はスナップショット ID ごとに計上されるため、特定のインスタンスに紐づくスナップショットで発生している料金を一括で把握することが困難でした。
本記事でご紹介したタグコピー方法を活用することで、インスタンスとそのスナップショットに同一のタグを付与でき、特定インスタンスに関連するスナップショットの料金をタグベースで確認できるようになります。
コスト管理や運用管理の効率化にお役立ていただければ幸いです。

参考資料

アノテーション株式会社について

アノテーション株式会社は、クラスメソッド社のグループ企業として「オペレーション・エクセレンス」を担える企業を目指してチャレンジを続けています。「らしく働く、らしく生きる」のスローガンを掲げ、様々な背景をもつ多様なメンバーが自由度の高い働き方を通してお客様へサービスを提供し続けてきました。現在当社では一緒に会社を盛り上げていただけるメンバーを募集中です。少しでもご興味あれば、アノテーション株式会社WEBサイトをご覧ください。

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