[アップデート]AWSによる教育公平性への活動
コンニチハ、千葉です。
現在ラスベガスで開催中の AWS re:Invent 2024 の Keynote にて発表された 「AWS Education Equity Initiative」について解説します。
What is this?
こちらは、AWSの新サービスではなく、AWSによる取り組みの紹介になります。
世界中で十分なサービスを受けられない学習者向けにデジタルソリューションを構築し、このビジョンを実現するためにコンピュータークレジットを最大1億ドルコミットします。今後5年にわたりAWSの専門家からの技術指導を提供します。
質の高いデジタル学習の機会に誰もがアクセスできるようにすることが引き続きの社会課題です。
ユネスコによると、5億人の学生がデジタルコンテンツにアクセスできていません。彼らの多くは貧困地域や農村地域で暮らしています。AWSは教育を推進し、多様な背景を持つ学習者に力を与えることを長年取り組んでいます。
成功事例
Code.org の事例が共有されていました。Code.orgは、すべての学生がコンピュータサイエンスを学ぶ機会を提供することを目的とした非営利団体および教育ウェブサイトです。 特にK-12(幼稚園から高校生)を対象に、無料でプログラミングを学べるオンライン教材を提供しています。
「生成的 AI イノベーションを構築および拡張する AWS のサービスである Amazon Bedrock と AWS ソリューション チームのおかげで、Code.org は AI ティーチング アシスタントを構築できました。これにより、教師はコンピュータ サイエンスを教える際の自信を高め、生徒のコーディング プロジェクトの評価に費やす時間を最大 50% 削減できます。権限委譲と効率化により、教師は生徒と取り組むという最も重要な仕事に多くの時間を費やすことができます。」
- Code.org 最高製品責任者Karim Meghji氏
このように、成功事例がたくさん増えることで世界の教育公平性への活動へ貢献できそうです。
今回のポイント
AWSクレジットを受けられる
AWS クレジットを申請することで、AWSを利用し独自の教育ソリューションを構築します。クレジットを使い、組織は AWS 上に、オンラインコースや学習プラットフォーム、チャットボット、その他のデジタル学習環境の構築に利用できます。
対象となる組織は以下にようです。
- 十分なサービスを受けていないコミュニティ
- 過小評価されているコミュニティ向けのデジタル学習ソリューションの構築を目指す非営利団体
- 政府
- 社会志向の EdTech
- 企業の社会的責任チーム
社会的意義が高い非営利団体などが対象になりそうです。
AWSソリューションアーキテクトのガイダンスへアクセス
AWS ソリューションアーキテクトの専門家ガイダンスを受けられます。これにより、AWS環境上に学習ソリューションへの学習ソリューション開発が加速されます。
以下が提供されます。
- カスタマイズされたアーキテクチャガイダンス
- 責任ある AI 実装のベストプラクティス
- 継続的な最適化サポート
事例の共有
Code.org のような事例を共有することで、さらに事例が増え教育がの公平性を広げます。
応募
以下のリンから申請できます!
さいごに
AWSを活用することで、世界に貢献するとても素敵な取り組みだと思いました。この活動がもっと世に広がるように、このブログをシェアしてもらえると嬉しいです。
参考