
AWS Location MCP Server をサクッと試してみた
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
AWS MCP Server を眺めていると、 AWS Location MCP Server というものが増えているではありませんか。
今回はこの MCP サーバーを使ってみたいと思います。
AWS Location MCP Server
AWS Location MCP Server は名前の通り、 AWS Location Service を利用して、場所の検索、地理座標、ルート計画を行える MCP Server です。
Tools
Tools は以下の 8 種類が提供されています。(盛り盛りですね)
- search_places
- AWS Location Service のジオコーディング機能を使って場所を検索
- get_place
- 一意の場所 ID を使用して、特定の場所の詳細を取得
- reverse_geocode
- リバースジオコーディング(逆ジオコーディング)を使用して、座標を住所に変換
- search_nearby
- 半径拡大機能で、特定の場所の近くにある場所を検索
- search_places_open_now
- 必要に応じて半径を拡大しながら、現在オープンしている場所を検索
- calculate_route
- 2 つの場所間のルートを計算
- optimize_waypoints
- ウェイポイントの順序を最適化し、効率的なルーティングを実現
- get_coordinates
- 場所名または住所の座標を取得
やってみる
それでは MCP Server を利用してみたいと思います。私は普段 Roo を利用してるため、mcp_settings.json
を設定します。AWS_PROFILE
の部分は適宜更新しましょう。
{
"mcpServers": {
"awslabs.aws-location-mcp-server": {
"command": "uvx",
"args": ["awslabs.aws-location-mcp-server@latest"],
"env": {
"AWS_PROFILE": "your-aws-profile",
"AWS_REGION": "us-east-1",
"FASTMCP_LOG_LEVEL": "ERROR"
},
"disabled": false,
"autoApprove": []
}
}
}
距離の計算
クラスメソッドの札幌オフィス(札幌ブリックキューブビル)から、新千歳空港までの、車の経路を求めます。
住所がないと、うまく表示されていないですね。
別のお店が検索されているようです。
そのため、住所を明示的にしてあげました。
うまく、緯度と経度が計算されていますね。(有名な場所以外は、住所を提示してあげたほうがスムーズだと思いました。)
新千歳空港に関しては、緯度と経度が一発で検索できました。
距離の合計を元に、車での計算結果が求められていますね。
付近のお店を検索
続いて、札幌駅付近のディナーできるお店を検索してみました。
「札幌駅 レストラン
」という地名で検索しているため、緯度と経度が計算できていないようでした。
ただし、LLM 側で正しい地名(札幌駅)を認識し再度、緯度と経度の計算を行ってます。
緯度と経度が求まったところで、search_nearby
を実行しています。
最終的な結果としてロッテリアが出力されています。
私は 21 時前に検索したため、空いている店のみ検索結果として出力されています。
まとめ
以上、「AWS Location MCP Server をサクッと試してみた。」でした。
気がつかないうちに、新しい MCP サーバーがいくつか増えていました。時間のあるタイミングで試してみたいと思います。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!