最小限で基礎的なセキュリティガイダンスである「AWS Startup Security Baseline (AWS SSB)」を紹介します

最小限で基礎的なセキュリティガイダンスである「AWS Startup Security Baseline (AWS SSB)」を紹介します

Clock Icon2024.07.07 00:36

いわさです。

SaaS on AWS では大きく 4 つのフェーズ(設計・構築・ローンチ・最適化)で役立てる事ができるコンテンツが提供されています。
設計フェーズでは技術面からコンプライアンスに準拠したりセキュリティベースラインを考える必要があります。

これらについてベストプラクティスが提案されている動画コンテンツがあります。

https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=ha63-RZWcHY

その中で初期段階で実施出来ることとして次のステップが紹介されていました。

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セキュリティ周りは Well-Architected Framework や Security Hub の適用から始めることも多いと思いますが、様々な制約からすぐの導入が難しい場合もあります。

そんな方に本日は上記の中の AWS Startup Security Baseline (AWS SSB) を紹介します。
意外に聞いたことが無い方も多いのではないでしょうか。手軽に導入し始めることが出来る内容となっています。

AWS Startup Security Baseline (AWS SSB)

AWS Startup Security Baseline (SSB) は大きくは「AWS アカウントの保護」と「ワークロードの保護」の2つから構成された ガイドライン です。何らかのベースラインをキープするコントロールをデプロイする感じではないです。
Well-Architected Framework の場合は設問ベースで、自分のワークロードだとどうなのかを判断しながら選択していく形になるのですが、このガイドラインでは「これやっとけ」という内容が列挙されており、手軽に導入することが出来ます。

ベースラインの内容は次のドキュメントに記載されています。

https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/aws-startup-security-baseline/welcome.html

抜粋したものを本記事にも記載しておきます。
それぞれの項目では設定手順も紹介されており、非常に使いやすいと思います。

なお、AWS SSB は AWS Well-Architected フレームワークのセキュリティの柱に沿っています。
推奨されているコントロールは、本質的に基礎的なものです。
次のステップとして必要に応じて追加のコントロールを追加する必要があります。

アカウントの保護

アカウント保護では次の 12 個の項目に対処することで AWS アカウントのセキュリティ保護を行います。

内容を見てみると、どれも AWS アカウント作成後に最低限設定しておくべきものという印象です。

また、クラスメソッドでは次のように「AWS アカウントで最初にやるべき設定」という観点でより充実したガイドを出しています。
AWS SSB よりも対応労力は必要かもしれませんが、次のステップとしてこちらも是非参考にして頂けると良いのではないでしょうか。

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-baseline-setting-202206/

ワークロードの保護

ワークロードの保護では次の 15 個の項目に対処することで、AWS アカウント上にデプロイする個別のワークロードのセキュリティ保護を行います。

これらは設定しておくというものよりも設計時点で意識しておくものという感じですね。
これらもどれも必要最低限なものが記載されていると思いますので基本的に全部対応する形が良い印象です。

よくお客様から「はじめて外部公開するサービスを作成することになったのだが、セキュリティ上どうしたら良いのか」というお問い合わせをいただくことがあります。
上記ではパブリックアクセスを想定した項目(エッジ、WAF、セキュリティグループなど)もあり、そういったケースでもご利用頂けると思います。

さいごに

本日は、最小限で基礎的なセキュリティガイダンスである「AWS Startup Security Baseline (AWS SSB)」を紹介しました。

内容を見ると本当に基礎的で最小限という感じではありますが、使い始めたばかりだと未設定であったり、ナレッジがなければ設計時にも意識しないものもあります。
AWS アカウント、ワークロードの双方の観点でそれぞれ保護出来るのもとても良いですね。

セキュリティ保護のはじめの一歩として導入してみては如何でしょうか。

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