[セッションレポート] Amazon CodeCatalyst と Amazon Q で開発者の生産性を向上! - AI アシスタントの活用方法 -(AWS-46) #AWSSummit

[セッションレポート] Amazon CodeCatalyst と Amazon Q で開発者の生産性を向上! - AI アシスタントの活用方法 -(AWS-46) #AWSSummit

Clock Icon2024.07.03

こんにちは、森田です。

AWS Summit 2024で行われた「Amazon CodeCatalyst と Amazon Q で開発者の生産性を向上! - AI アシスタントの活用方法 -」のレポートをお伝えします。

オンデマンド配信は、 7月5日(金) までですので、見てない方はぜひチェックしてみてください。

https://aws.amazon.com/jp/summits/japan/

セッション概要

プルリクエストのコメント作成など開発中の面倒なタスクのせいで本来やりたい作業に集中できない、なんてことはありませんか? Amazon CodeCatalyst は生成 AI を活用してそんなみなさんを助けます!本セッションでは、CodeCatalyst の生成 AI 機能のデモをご覧いただきながら解説いたします。

簡単な指示を入力してコードを作成する方法、AWS インフラストラクチャを自動的に調整する方法、CI/CD ワークフローを更新する方法、複雑なプルリクエストの簡潔な要約を生成する方法のデモをご覧いただきます。

スピーカー : 柳久保 友貴

所属 : アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 デジタルサービス技術本部 ISV/SaaSソリューション部 ソリューションアーキテクト

レポート

一言まとめ

Amazon CodeCatalyst 内のAmazon Qを使うと、Pull Request(PR)周りの作業が楽になる

アプリケーション開発者の課題

  • よく理解していないソースリポジトリの機能追加や変更
  • PRの説明作成
  • PRレビュー

CodeCatalystでは Amazon Q を搭載しており、生成AIを活用して上記問題を解決できます。

CodeCatalyst

CodeCatalystについて口頭で説明がありますが、以下の記事なども併せて確認するとイメージがつかめやすいです。

https://dev.classmethod.jp/articles/try-amazon-codecatalyst/

また、昨年、Amazon Q in CodeCatalyst の機能追加が行われており、PRの説明作成やPRのコメント要約ができるようになりました。

https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/improve-developer-productivity-with-generative-ai-powered-amazon-q-in-amazon-codecatalyst-preview/

ただし、現在は、英語のみのサポートとなります。

Amazon Q in CodeCatalyst は以下のような流れで利用します。

  • Issueを作成する際に、Amazon Qをアサインする
  • Amazon QがIssueに基づいて、コードの生成まで行い、PRを作成
  • PRを Issue作成者が確認する

3層アーキテクチャブループリントを利用したデモ

ブループリントのサマリ

ブループリントは、うまく活用できれば、素早く開発を始めることができます。

一方で、ブループリントは、ユーザが作成したコードではないため、活用するためには、全体のソースの確認が必要ですが、このようなケースで Amazon Q が活躍しそうです。

実際にデモの中でも、Issueを作成することで、Amazon Qがソースコードの確認を行い、CDKスタックの要約をREADMEに作成しています。

CI/CDパイプラインにLinterの追加

Issueに追加したいワークフローの内容を記述し、Amazon Qをアサインします。

すると、自動でワークフローの作成を行い、PRが作られます。

実際にワークフローの実行が行われ、ワークフローのログを確認することができます。

また、Linter失敗時についても、Amazon Qにコードの修正を依頼することもできます。

インタラクティブモード

同様にアプリケーションに追加したい機能をIssueに記述します。

インタラクティブモードの場合は、Issueの内容に応じたアプローチを提案後、一旦強制停止をします。

強制停止後、アプローチを開発者が承認すると、コード生成が行われるようになります。

デモにおいては、承認せず、「Replay」を行い、再度提案内容の変更を促しています。

このようにアプローチの提案はAmazon Q、開発者は意思決定をしながら、効率よく開発を進めることができるようです。

PRの説明を作成する

PR作成時に、「Write description for me」をクリックするだけで、コードの変更内容を確認して、説明文を自動で作成します。

また、作成された説明文については、編集することも可能です。

PRのコメントを要約

「Create comment summary」をクリックするだけで議論されているコメントを要約して確認ができます。

複数のコメントがPRにある場合に、この機能を使うと簡単に現状の把握が可能となりそうです。

さいごに

Amazon CodeCatalyst内のAmazon Qを利用することで、PR周りの作業が楽になりそうです。

また、そもそもの Amazon CodeCatalyst では、開発に必要な環境をまるっと用意してくれるので、手っ取り早く開発を始めて使っていくようなケースでは採用すべきでしょう。

例えば、「他にも生成AIを活用して開発効率が上がるかを試してみたい」といったシーンでも既存のプロジェクトをAmazon CodeCatalystで立ち上げて、Amazon Qの機能を使ってみると良いと思います。

特に、インタラクティブモードでのコード生成機能は強力なツールで、うまく活用できれば、開発効率を格段に上げることができます。

今回のデモでは、「Modern three-tier web application」のブループリントを利用していましたが、こちらを実際に触るワークショップ(日本語)もあるので、ぜひ触ってみてください。

https://catalog.workshops.aws/integrated-devops/ja-JP

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