[AWS Summit 2025]AWS構成図とAWS CloudFormationテンプレートを自動生成！Diagram-as-Codeのデモをブースで触ってみた

自動でAWS構成図とAWS CloudFormationテンプレートを作成してくれるツールの展示があった

おのやんです。

AWS Summit 2025にて、自動でAWS構成図とAWS CloudFormation（以下、CFn）テンプレートを作成してくれるツール（以下、Diagram-as-Code）の展示がありました。ツールの公開はされていないようでしたが、ブースで実際に操作できましたので、いろいろ触って聞いてきました。

システム概要

システムとしては、Amazon Bedrockを使ったエージェントを2つ建てていて、順番にプロンプトを入力して構成図とテンプレートを出力しているようです。最初に入力を受け付けるエージェントでは、構成図作成用の独自のDiagram-as-CodeテンプレートをYAML形式で作成して構成図作成、2番目のエージェントではこのYAMMLテンプレートをもとにCFnテンプレートを作成する、という処理のようです。

このツールでは、最初にビジネス要件や技術的な要件などを入力し、複数のモデルを使って構成図を生成します。試しに、オンプレミスのファイルサーバーをAWS上に移行した時の構成図を作ってもらいましょう。

この裏側ではDiagram-as-Codeテンプレートが作成されています。また、各モデルによってどのような構成図が作成されるか違ってくるみたいです。Claude 3.7 Sonnetが一番いい感じに構成図を作成してくれました。

希望の構成図叩き台を選択すると、この裏側で作成されているDiagram-as-Codeテンプレートをもとに、CFnテンプレートを作成します。この裏側ではCFnのガードレールのAPIが実行されており、セキュリティ上よくない記述や、デプロイエラーになる部分を修正しています。この際、構成図作成エージェントとCFn作成エージェント同士で交互にやりとりしながら、互いのテンプレートを修正し合い、最終的なCFnテンプレートを作成しているとのことです。

こちらが構成図作成エージェントの構成図です。

こちらが、CFnテンプレート作成エージェントの構成図です。

Diagram-as-CodeテンプレートはYAML形式で、書き方もCFnテンプレートに寄せているため、エージェント間での修正も可能であるとのことです。技術力すごい。

AWS構成図も生成AIに作ってもらう日が来そうだし、意外とすぐ来るかも

AWW構成図を手動で作成しようとすると、要件の整理から構成図への反映まで、何かと作業が必要なのかなと思いますが、この作業もエージェントで実行できるようになる日が来るかもしれません。

このツール、もし仮に一般公開とかしたらぜひ使ってみたいです。