![[ブースレポート]ふわさく 〜ふわっとした要件からサクっとアーキテクチャ設計 with AI Agent〜 #AWSSummit](https://images.ctfassets.net/ct0aopd36mqt/6mDy5OHyuWO0BYkCTdEVsb/fb81a40db3365780c00e8d5c8927d5c0/eyecatch_awssummitjapan2025_nomal_1200x630.jpg)
[ブースレポート]ふわさく 〜ふわっとした要件からサクっとアーキテクチャ設計 with AI Agent〜 #AWSSummit
ふわっとした要件でAWSアーキテクチャを設計してくれるのか!?
おのやんです。
AWS Summit Japan 2025にて、ふわっとした要件でAWS設計を行ってくれるツール「ふわサク」が展示されていましたので、いろいろ見たり聞いたりしてきました。
ツール詳細
こちらのツールはAWSの社員の方が開発されています。ふわっとした要件をアプリに入力すると、LLMのモデルが裏側でAWS Documentation MCPに接続したり、AWSの事例ページをスクレイピングして作成した事例検索APIへリクエストを送ったりします。こうして取得した情報を元に要件定義書を作成し、関連した事例やアーキテクチャ図を作成してくれます。
事例検索APIも、裏側ではAmazon ECSが動いており、Amazon OpenSearch Serverlessに保存された事例データをAWS Lambdaで取得してレスポンスを返しています。
デモPC画面の直写真で失礼しますが、アプリはPythonのStreamlitで実装されています。こちらのように、ふわっとした要件を入力して、構成図を作ってもらいます。今回はデモということで、事前に用意されたふわ要件から選ぶ形になっていましたが、将来的には自由入力できるようなアップデートを考えているそうです。
入力を終えると、こんな感じで追加の質問を返してくれます。でも時点では、固定で5回まで質問をしますが、3回まで質問をしたら要件ヒアリングをスキップすることもできます。
このように、関連する事例も出力してくれます。
LLMの推論状況はLangfuseを使ってトレースされているので、リクエストごとに調査することができます。
最終的な出力がこちらです!全体的にしっかりとして構成図を作ってくれます。ここの部分は、Dwaw.io形式のテンプレートを裏側で出力して、出力部分でリアルタイムに編集できるような構想もあるとか...?
アーキテクチャ図を作成する際のプロンプトも、こんな感じで作成されているそうです。
余談ですが、このツール自体の開発にも生成AIが使われているようで、アプリもインフラも全てAWS CDK、開発時にはAmazon Q Developerに助けてもらっているそうです。生成AIツールを使って生成AIツールを開発したプロダクトを実際に見ることができて、めちゃくちゃ面白かったです。aws-samplesでの公開の話もあるらしく、今後の展開が気になりますね!