
【アップデート】AWS 利用によって発生する炭素排出量を可視化できる AWS Sustainability Console がリリースされました!
こんにちは、フニです。
本記事では、AWS Sustainability Console が新たにビリング権限なしで炭素排出データへのアクセスを分離し、複数の計算方式や Scope 別分析が可能になったアップデートについてご紹介します。
アップデート概要
炭素排出量を可視化・分析できるサービス AWS Sustainability Console がリリースされました!
これまで、AWS の炭素排出データは AWS Cost & Usage Report や Customer Carbon Footprint Tool を通じてアクセスする必要があり、ビリング権限(aws-portal:ViewBilling など)を持つユーザーのみが閲覧できる構造でした。
今回のアップデートにより、sustainability:GetEstimatedCarbonEmissions などの専用 IAM 権限を付与するだけで、ビリング権限なしでも炭素排出データへのアクセスが可能になりました。
炭素排出量は、市場ベース(Market-based Method: 再生可能エネルギー購入実績を反映)と場所ベース(Location-based Method: 平均グリッド排出係数を使用)の 2 種類の計算方式で提供されます。また、Scope 1(直接排出)、Scope 2(電力由来の間接排出)、Scope 3(その他の間接排出)の区分でデータを参照できます。
詳細は以下の公式ドキュメントをご参照ください。
やってみた
前提
- AWS アカウントに何らかの AWS サービス利用実績があること(前月分のデータは翌月 21 日までに反映)
- IAM ユーザーまたはロールに以下の権限が付与されていること
sustainability:GetEstimatedCarbonEmissionssustainability:GetEstimatedCarbonEmissionsDimensionValues
Sustainability Console で炭素排出量を確認する手順
- AWS マネジメントコンソールにサインインし、ブラウザのアドレスバーに以下の URL を入力して Sustainability Console を開きます。
https://console.aws.amazon.com/sustainability/

- 左のナビゲーションから [Carbon emissions] を選択し、画面上部のフィルターで確認したい期間を設定します。
※ 月次データは前月の翌月 21 日頃に反映されます。

- 必要に応じてフィルター設定を設定します。

- 可視化されたグラフ結果を確認します。

CSV レポートダウンロード
- [Reports] タブに移動し、[Download CSV] ボタンから排出量データを CSV 形式でダウンロードできることを確認します。

- 期間を設定し、Apply を押下します。

さいごに
今回は、AWS Sustainability Console がビリング権限から独立した専用 IAM 権限で炭素排出データにアクセスできるようになったアップデートについてご紹介しました。
サステナビリティ担当者が財務チームを介さず自律的にデータを分析・報告できるようになることで、ESG レポーティングの効率化と精度向上が期待できます。
この記事が誰かの助けになれば幸いです。
参考






