AWS WAF Classic から v2 へ移行した時に料金は変わりますか?
こんにちは!クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)です。
すでに利用している方には、通知が飛んできているかと思いますが、 AWS WAF Classic v1 の終了期限が 2025 年 09 月 30 日で終了します。
これに伴い、AWS WAF v2 への移行が求められているわけですが、コスト面で変化があるのか気になったので調べてみました。
結論
- AWS WAF v2 で利用する WCU が 1,500 を超える場合は利用費が増額する
- 1 Web ACL あたり 1,500 WCU までは、Classic と同様の課金となる
- WAF Classic には WCU がないが、100 万件のリクエストあたり USD 0.60 のコストは発生する
- WCU の値は WAF に適用するルールの複雑度によって決定される
WAF Classic の変更点
WAF Classic から WAF v2 への変更点をおさらいしましょう。主に以下の変更があります。
私は WAF Classic の転換期を過ごせていないですが、当時は画期的なアップデートだったと予想されます。
- WCU(Web ACL キャパシティユニット)が導入された
- AWS マネージドルールがリリースされた
- ルールの記述方法が変更になった(より複雑なルールを組むことができるようになった)
AWS WAF v2 の利用費
続いて AWS WAF v2 の課金体系をおさらいします。以下の内容で課金が発生します。
リソースタイプ | 料金 |
---|---|
Web ACL | 月あたり (時間で案分) USD 5.00 |
ルール | 月あたり (時間で案分) USD 1.00 |
リクエスト | USD 0.60/100 万件のリクエスト (最大 1500 WCU およびデフォルトの本文サイズの検査*) |
1,500 WCU を超えた場合の追加リクエストコスト | USD 0.20/100 万件のリクエスト/500 WCU ごと |
料金ページには、以下の文言が記載されています。
AWS WAF Classic の料金は、以下の表に示すものと同じです。
さきほど WAF Classic には、 WCU の概念がないと言っていたものの、リクエストの料金は果たしてどうなるのでしょうか。
また、「最大 1500 WCU およびデフォルトの本文サイズの検査*」とは、どういった状況なのでしょうか。
AWS WAF Classic の利用費
Web アーカイブを漁ると、次の利用費で課金が発生することがわかりました。
リソースタイプ | 料金 |
---|---|
Web ACL | 月あたり (時間で案分) USD 5.00 |
ルール | 月あたり (時間で案分) USD 1.00 |
リクエスト | USD 0.60/100 万件のリクエスト |
つまり、WAF v2 でいうところの 1,500 WCU までは同額の利用費であることがわかります。
「最大 1500 WCU およびデフォルトの本文サイズの検査*」は上記のことを指していたということで解決しましたね。
WCU 1500 を超える状況
WAF Classic は v2 より複雑なルールを組めない、ルールが10個までしか登録できないといった制約のため、WCU が 1500 を超える可能性は低いと思います。
ただし、以下のケースでは WCU が 1,500 を超える可能性があるため注意です。
- 3rd Party ベンダーが用意した WAF Classic 版マネージドルールから v2 用のマネージドルール並行する際の WCU の変化
- ルールの内容やラインナップがガラリと変わる場合は、事前に問い合わせいただくのが望ましいかと思います
- v2 から利用可能なマネージドルールを追加でつけてみたケース
- ニュアンスが違いますが、可能性があるため記載しました
まとめ
以上、「AWS WAF Classic から v2 へ移行した時に料金は変わりますか?」でした。
AWS WAF Classic の利用費を意識したことなかったため、勉強になりました。
このブログがどなたかの参考になれば幸いです。
クラウド事業本部コンサルティング部のたかくに(@takakuni_)でした!