[アップデート] AWS Elastic Beanstalk の .NET on Linux プラットフォームでもようやく .NET 8 がサポートされました

[アップデート] AWS Elastic Beanstalk の .NET on Linux プラットフォームでもようやく .NET 8 がサポートされました

Clock Icon2024.06.04

いわさです。

AWS Elastic Beanstalk ではいち早く .NET on Windows Server プラットフォームで .NET 8 のサポートが始まっていたことを以前紹介しました。
他のどの AWS サービスよりも早い .NET 8 サポートでした。

一方で、Elastic Beanstalk の .NET 環境には Windows Server 以外にも Amazon Linux プラットフォームが利用出来るのですが、こちらはまだ .NET 8 が使えない状態でした。
Lambda マネージドランタイムなども .NET 8 がサポートされてしばらく経過しており、対応が遅れているという印象がありました。

今朝アナウンスがありましたが、5 月のプラットフォームアップデートでいつのまにか .NET on Linux でも .NET 8 がサポートされるようになっていました。

v8.0.5 が利用可能

以下の更新履歴によると .NET on Linux プラットフォームは 5 月 17 日と 5 月 28 日にそれぞれアップデートされています。
5 月 17 日のタイミングで .NET 8.0.5 がサポートされました。
一方で同一日にリリースされた .NET 6.0.30 はこの時点では提供されておらず、5 月 28 日に遅れて提供されていますね。しかも Amazon Linux 2 環境だけのようです。

ちなみに、8.0.5 は 2024 年 5 月 14 日に公式リリースされたものです。
8.0.6 が 2024 年 5 月 28 日にリリースされていますが、こちらはまだですね。おそらく 6 月の次のプラットフォームアップデートで入ってくるでしょう。
このパッチはセキュリティ修正プログラムという位置づけですので、Elastic Beanstalk 側も計画的にアップデートしたいところです。

.NET 8 アプリを実行させ、バージョンを確認してみる

さて、せっかくなので実際にアプリケーションを作成して動作確認させてみましょう。
Elastic Beanstalk をいつものように作成します。
プラットフォームで .NET Core on Linux を選択すると、プラットフォームブランチとして新たに「.NET 8 running on 64bit Amazon Linux 2023」が選択出来るようになっています。

冒頭の記事でパッケージングしたアプリケーションをそのまま使いましょう。使えるはず。
コンソールから Zip ファイルをアップロードしました。

数十秒で環境が立ち上がりアクセス出来るようになりました。
さすが .NET on Amazon Linux 2023、起動が早いです。(Windows Server との比較)

Web アプリケーションへアクセスしてみると、8.0.5 で動作していることが確認出来ました。良いですね。

さいごに

本日は AWS Elastic Beanstalk の .NET on Linux プラットフォームでもようやく .NET 8 がサポートされたので確認してみました。

Windows Server よりやはり Amazon Linux 2023 のほうが起動が早い気がしますね。
先行して Windows Server で実行していた方は移行しては如何でしょうか。

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