BigQuery の description 自動生成機能を試してみた

BigQuery の description 自動生成機能を試してみた

2025.08.27

データ事業本部のはんざわです。

先日のアップデートで、テーブルとカラムの description の自動生成機能が GA になりました。

You can now use data insights to have Gemini generate table and column descriptions from table metadata. This feature is generally available (GA).

リリースノート:August 25, 2025

今回のブログでは、さっそくこの機能を試してみます。

https://cloud.google.com/bigquery/docs/data-insights?hl=en

注意点

本機能を利用する場合、いくつか注意点が存在します。

  1. Gemini in BigQuery を有効化しておく必要があります
  2. 投稿日時点では、description は英語でのみ生成されます
  3. 投稿日時点では、BigQuery のコンソールからのみ操作が可能です

やってみる

今回は、BigQuery のサンプルデータセットのテーブルを自分の環境にコピーしたものを使用します。
元のテーブル ID は、bigquery-public-data.samples.github_nested です。

まず description を生成したいテーブルを開き、「分析情報」を選択します。

スクリーンショット 2025-08-27 20.03.56

初めて分析情報を生成する場合は、以下の画面が表示されます。
「Generate insights for free」を選択し、しばらく待機します。

スクリーンショット 2025-08-27 20.10.35

生成中は「分析情報を生成中」と表示されます。

スクリーンショット 2025-08-27 20.12.40

生成が完了すると以下の画面になります。赤枠の「列の説明を表示」を選択します。

スクリーンショット 2025-08-27 20.40.57

「詳細に保存」でテーブルの description を、「スキーマに保存」でカラムごとの description を保存できます。

スクリーンショット 2025-08-27 20.47.35

まずはテーブルの description を反映します。
Gemini が提案した description の内容を確認し、問題ないようであれば「Copy suggested description」->「Save to details」で反映されます。

スクリーンショット 2025-08-27 20.53.42

次に、カラムごとの description を反映します。
各カラムの現在の description と新しい description を比較し、問題なければ「保存」を選択します。
画面の注釈にもあるとおり、現在の description を残したい場合は手動で調整する必要があります。

スクリーンショット 2025-08-27 20.51.53

最後にテーブルの description を確認すると、正しく更新されていました。
キャプチャのとおり、構造体の各要素についても description が生成されていました。

スクリーンショット 2025-08-27 21.08.41

まとめ

今回のブログでは、BigQuery のカラム description 自動生成機能を試しました。
投稿日時点では日本語が非対応だったり、コンソールからのみ生成可能だったりとまだまだ制約はありますが、今後のアップデートに期待したいところです。

また、派生テーブルへ description をどう伝播させるか、dbt や Dataform といったデータモデリングツールとどう共存させるかは、運用設計上の検討課題だと感じました。

本機能がユースケースに合致する場合は、本記事が参考になれば幸いです。

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