ブログ執筆を継続するために意識していること

ブログ執筆を継続するために意識していること

本日2024年7月7日は、クラスメソッドの創立記念日となっています。普段は技術記事を中心に書いていますが、今回は技術とは少し違う、ブログ執筆の「継続」の方に焦点を当てて書いてみます。1年ちょっとブログ記事を続けられた要因を、個人的にまとめています。
Clock Icon2024.07.07

なんだかんだブログ執筆を継続してきた

おのやんです。

本日、2024年7月7日はクラスメソッドの創立記念日です。普段はAWSを中心に技術記事を執筆しているのですが、せっかくの創立記念日です。志向を変えて、ブログ執筆そのものについて言及したいと思います。

私は2023年4月にクラスメソッドに新卒で入社してから、業務の傍らブログ執筆を継続してきました。そこから1年ちょっとの期間、平均して4~6本のブログを執筆してきました。

画像は、DevIOリニューアル前の私の月ごとのブログ執筆グラフです。毎月3~7本ほどブログを公開してきました。

ブログ執筆状況

ここまでブログ執筆を続けてこれたのは、私の中である程度ブログ執筆に関して基準を決め、それに沿ってきたからという側面があります。私個人の性格に合わせたものなので、万人に適用できるものではありません。それでも、これから技術アウトプットをやりたい・継続したい方には参考になる部分もあるかと思います。

ということで、今回はブログ執筆を継続する技術に焦点を当てて、いくつか紹介したいと思います。

その1: ブログ記事ネタのストックをしない

私はブログ記事を書く際には、「あ、これはブログのネタになるぞ」と感じた瞬間に、スクリーンショットを撮り始めて、ブログ用の素材を集め始めます。そして、2時間ほどでブログ執筆・公開まで行います。

極めて個人的な性格の話になりますが、 どこかにメモして貯めておいたブログネタは、2日ほどで書く気が消滅します。 そのため、できるだけまだ記憶が新しく、頭の中でブログの大まかな構造が思い浮かぶ内に突貫で書き切ります。このスタイルだと、ブログ執筆から公開までスムーズにいく気がします。

私はもともとブログネタをストックして、そこからネタを「消費する」ようにブログを書いていました。しかし、ネタをストックして時間が経つにつれ、ネタを消化しきれずどんどん溜まっていくようになりました。時間が経ったブログネタは、「じぶんごと」から「ひとごと」になる気がして、ブログ執筆までのハードルが無意識に上がっていました。

そこで思い切ってネタをすべて削除し、技術記事のネタになりそうな状況にぶつかった時点でスクリーンショットやコードを並行して記録し、間髪入れず記事にするスタイルを取るようになりました。こうすることで、私の中でブログ執筆が「ネタを消費する」という行為から「作業を記録する」という行為に変わりました。これなら、わざわざブログの書くのではなく備忘録的に内容を書き進めることができるので、結果ブログ執筆へのハードルは下がります。

その2: 「レベル1」の内容を記事にする

ブログ記事で取り扱う内容は、自分の中で「レベル1」になるよう努めています。「レベル1」というのは、書籍「世界一流エンジニアの思考法」で出てくる内容です。この書籍については、私の方でも書評記事を作成しています。

https://dev.classmethod.jp/articles/2023-new-graduate-microsoft-method-practice/

レベル1の内容とは、書籍では何も調べず即実装できるような知識 を指します。ブログで取り扱う内容を決めてから、その知識についてある程度時間と手間をかけてレベル1まで持っていってから書くようにすると、 自然と内容がちょうどいい範囲に収まり、広がりすぎることがなくなります。 まだ理解が浅いうちにブログを書き始めると、内容の中で理解度にムラが生まれてしまい、どこまで書けばいいか自分でもわからなくなるんですよね...

レベル1の状態まで理解しておくと、自分の中での理解を簡単に言語化できるので、スムーズにブログを執筆することができます。

その3: ブログの投稿本数をOKRに設定する

どうしても、ブログ執筆には時間・工数を使います。そのため、仕事の状況などによっては月一のブログでもしんどい人も出てくるかと思います。私も、少し気を抜いたらブログを書かなくなるので、最初は意識せずにブログを書くということがなかなか難しかったです。

そのため、 「ブログを月7本書く」というストレッチ目標をOKRに設定しました。 7本書けばよくできたと言えるのですが、5~6本でも上出来だよね、という評価基準を設定しました。

すると、「ブログを月7本書く」という状態が通常の状態であり、ブログを書いていない状態が普通ではないと思うようになりました。OKRを設定することで、ブログ執筆が「月初からブログを継続して書いて、月7本という通常状態に持っていく」という作業になりました。ちょうど 書くか書かないかではなく、ただ書く という意識になった感じです。この意識に慣れてくると、普段の仕事の中で、並行して自然にブログを書くようになったので、かなり効果を感じています。

まとめ:ブログを書こう!

これだけブログ執筆について書いておきながらなんですが、私自身十分なクオリティの記事を書けているとは思っていません。DevelopersIOでもQiitaでもZennでも、ひとつ読んだだけで多くの学びを得られる記事が数多くあります。

私がこういった記事を書くためには、1発で良質な記事を書くより多くの記事を書き続けることが重要だと感じます。1年ちょっとブログ記事を書いてきましたが、初期に書いたブログ記事よりも少しブログが上手くなっている気がしており、「量は質を凌駕する」を徐々に感じているところです。

たくさんの記事をとにかく書き続けて、初めて見られる景色があるのかなと思っているので、これからもブログを書き続ける所存です。

みんなもブログを書きましょう!いいことがたくさんあると思いますよ!では!

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