Brazeの新ナビゲーションメニューを解説してみる

Brazeのナビゲーションが変わって戸惑っている方へ。
2023.05.26

Brazeブロガーの國崎です。
Brazeのナビゲーションメニューがガラッと変わってましたので、色々触ってみました。

ざっくりとした変更点などご紹介します。

変わった部分はヘッダーと左メニュー

今回変更があったのはヘッダーと左メニューの赤枠部分になります。
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ダッシュボードのメインとなる画面に大きな変更があったわけではないので、データの見方が変わったとかはありません。
あくまでメニューの表示方法が変わった感じです。

各メニューがどういう感じになっているのかは以下まとめて解説します。

ヘッダメニュー

workspace(旧:アプリグループ)

新メニューで馴染みのないworkspaceという言葉が出てきますが、これは旧メニューであったアプリグループの名称が変更されたものです。
左上のBrazeロゴ横に現在指定中のworkspace名が表示されます。
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このworkspace名をクリックすると「All workspaces」「Favorite workspaces」の2つのタブがあり、「Favorite workspaces」にはアカウントプロファイルで設定したお気に入りのワークスペースが並ぶようになっています。
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Take the tour

Take the tourをクリックすると新ナビゲーションの案内が始まります。
一通り新ナビゲーションの案内を見たい方は見てみると良いと思いますが、全編英語になります。
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Take the tour右側の矢印をクリックすると以下メニューが表示されます。
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それぞれの説明をすると以下の感じ。

  • Switch to the old navigation…旧メニューの切り替え
  • Learn more about the new nav…ドキュメントに飛ぶ
  • Send feedback…運営にフィードバック

ドキュメントには旧メニューの切り替えができるのは2023年11月までと明言されているので、既存のBrazeユーザーは今回の新メニューにさっさと切り替えて慣れておいたがよさそうです。

Support

Supportには以下のメニューがあります。
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  • All systems operational…システムの稼働状況
  • Braze Documentation…ドキュメントに飛ぶ
  • Braze Learning…Brazeの学習コンテンツ
  • Get Help…テクニカルサポート

Community

Communityには以下のメニューがあります。
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  • Braze Bonfire Community…Brazeユーザーのコミュニティ
  • Blog…公式ブログ
  • Case Studies…会社事例
  • Product Roadmap…製品ロードマップ

地球儀っぽいマーク

英語と日本語の言語切り替えはこのマークで行います。
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左メニュー

Home

Homeは旧メニューの概要にあたります。
Brazeで計測しているユーザーやセッションが確認できます。
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メッセージング

キャンバスやキャンペーンの設定はここから行います。
キャンペーンの設定はチャネルごとの入り口も設けてあるので、複数のチャネルでの設定が多い方はショートカットで活用できそうです。
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オーディエンス

セグメントの設定やユーザーの検索ができます。
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以下メニューについては補足説明。

  • ロケーション…ジオフェンスの設定
  • Global Control Group…メッセージを受け取らない割合の設定
  • Subscriptions…メルマガグループの設定

テンプレート

メッセージ配信で使う画像やテンプレートの設定ができます。
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Analytics

分析全般のメニューになります。
メッセージの反応や計測しているイベントのレポートもここで確認します。
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旧メニューではセグメントインサイトはセグメントのメニューにありましたが、ここから確認できるようになっています。

Partner Integrations

Brazeに連携するサードパーティ製品についてのメニューになります。
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  • テクノロジーパートナー…Brazeに連携できる製品の設定
  • Data Export…データの自動書き出し(旧Currents)
  • データの共有…Snowflake Secure Data Sharingの設定
  • Solutions Partners…ソリューションパートナーのページに飛ぶ

旧メニューのCurrentsはここのData Exportという表記に変わっています。

Data Settings

カスタム属性、カスタムイベントやパーチェスなどの設定ができます。
Import Usersはオーディエンスにあった「ユーザーをインポート」と同じメニューになります。
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設定

ワークスペース内のアプリの設定やAPIキーの設定が行えます。
旧メニューの開発者コンソールの項目もこちらに含まれるので、メッセージのエラー検証などは「メッセージアクティビティログ」「イベントユーザーログ」で確認します。
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まとめ

以上、Brazeの新ナビゲーションメニューの紹介でした。
記事内でも紹介しましたが旧メニューは2023年11月までっぽいので、既存ユーザーの方はさっさと新メニューに切り替えて、早い段階から慣れておくのが良いかと思います。

新メニューになったからといって、なくなってしまった機能などは今のところ見受けられないので、慣れればこれまで通りのBrazeのパフォーマンスは発揮できるのではないでしょうか。

参考:Braze navigation