Cloud One にSPPOライセンスを適用する方法(解除も)を動画でわかりやすく説明してみました

2022.10.20

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こんにちは、コンサル部@大阪オフィスのTodaです。

トレンドマイクロ社が提供しているCloud Oneで弊社ご提供のAWSアカウントの場合、特別なプラン Solution Provider Private Offers (SPPOライセンス)にてご利用頂くことが可能でございます。
数回当ブログでもご紹介させていただきましたが、設定方法の部分で説明が難しい部分がございました。
今回は動画にて設定方法をご案内させて頂きたいと思います。

動画

動画の目次

  • 0:00 オープニング
  • 0:20 Solution Provider Private Offers (SPPO) について
  • 0:43 年額パッケージとSPPOライセンスの比較
  • 1:27 SPPOライセンスの設定
  • 3:16 SPPOライセンスが適用されているかの確認
  • 3:42 AWSアカウントの連携
  • 6:27 エンディング

SPPOライセンス設定手順について

AWS Marketplaceにて CloudOne表示

AWS Marketplaceの画面にてCloudOneのページを表示します。
製品情報の画面上部に表示される[View purchase options]をクリックします。

■ Trend Micro Cloud One - AWS Marketplace
https://aws.amazon.com/marketplace/pp/prodview-g232pyu6l55l4?sr=0-1&ref_=beagle&applicationId=AWSMPContessa

AWS Marketplaceにて CloudOne表示

AWSアカウントへのログイン

ログイン画面が表示されるためサブスクリプションを設定するAWSアカウントにログインします。

AWSアカウントへのログイン

サブスクライブの選択

Subscribe to c Cloud Oneの画面が表示されますと画面中間に「Offers」の選択が表示されます。
弊社SPPOライセンスとTrend Microが提供のライセンスが表示されるためOffer IDに「PRIVATE」と表記されている物を選択します。

サブスクライブの選択1

サブスクライブの選択2

■ 選択頂きたいOffer
・ Offer ID: offer-XXXXXXXXXXX - PRIVATE
・ Offer type: Private
※ XXXの箇所はアカウントにより可変いたします。

画面に表示されている[Subscribe]をクリックします。
ボタンが灰色に変わるのを待ちます。

サブスクライブの選択3

ボタンが変わると画面上部に緑のバーが表示されるため、バー内の[Set up your account]をクリックします。
※バーが表示されない場合は、画面上部までスクロールをしてみてください。

サブスクライブの選択4

CloudOneへのログイン

CloudOneのログイン画面に自動で移動いたします。
サブスクリプションを関連付けするCloudOneにログインをします。

CloudOneへのログイン

アカウントの選択

CloudOneはログインユーザ毎に複数のアカウントを管理できます。
サブスクリプションを関連付けするアカウントを選択して[サブスクリプションのリンク]をクリックします。

アカウントの選択

サブスクリプションの確認

サブスクリプションの設定にて確認画面が表示される場合があります。
下記は、既にAWSアカウントにCloudOneのサブスクリプションが関連付けされている場合、または直前までサブスクリプションされていた場合に表示されます。
サブスクリプションして問題ないかを再確認して、[はい、AWS Marketplace...]のボタンをクリックします。

別でサブスクリプションが設定されている場合は、古いサブスクリプションがキャンセルされるためご注意ください。

サブスクリプションの確認

サブスクリプションの完了

正常にサブスクリプションが完了すると、CloudOneのサブスクリプション管理画面にてサブスクリプションが「登録済み」となり、サブスクリプションタイプが「AWS Marketplace」と表示されます。
表示される事を確認頂く事でSPPOライセンスの設定が出来ております。

サブスクリプションの完了

SPPOライセンスはインスタンスのサイズに合わせた従量課金のサービスになります。
インスタンスのサイズを判定するには別途「AWSとの連携」が必要でございます。
未設定の場合は、下記も合わせて設定ください。

AWSとの連携手順について

AWSアカウントの追加

CloudOneにログインをいただき、Workload Securityの画面を表示します。
画面上部メニューから[コンピュータ]を選択して、左メニューから[コンピュータ]サブメニューの[AWSアカウントの追加]をクリックします。

AWSアカウントの追加

セットアップ

AWSアカウントの追加設定が開くため、セットアップタイプを[クイック]にて[次へ]をクリックします。

セットアップ1

リンクのクリック画面では特に操作をおこなわず[次へ]をクリックします。

セットアップ2

AWS CloudFormation操作

AWS CloudFormationの画面に遷移しますのでリージョンが海外になっている場合は、 東京リージョンなど普段ご利用頂くリージョンを選択します。

CloudFormationの設定は特に変更せず、画面下までスクロールをおこない[次へ]をクリックします。

AWS CloudFormation操作1

スタックの詳細画面でも特に変更はせず[次へ]をクリックします。
最後のレビュー画面にてIAMに関する設定がある点の承認チェックがありますのでチェックをおこない[スタックの作成]をクリックします。

AWS CloudFormation操作2

スタックの作成にてステータスが「CREATE_COMPLETE」になるまで待ちます。

CloudOneのコンピュータ画面確認

AWSとの連携が正常に完了するとWorkload SecurityのコンピュータにAWSで管理をしているインスタンスが一覧で表示されます。
なお、ステータスが「非管理対象」となっている物は従量課金の対象外になりますのでご安心ください。
表示されない場合は、しばらく時間をおいて再度ご確認ください。

CloudOneのコンピュータ画面確認

不必要なスタック削除

CloudFormationの画面に戻ります。 先ほど作成したCloudFormationスタックはCloudOneとの初期設定をするために作成した物になります。
連携完了後は不必要になるため作成された「DeepSecuritySetup-XXXXXX」のスタックを削除します。

不必要なスタック削除

上記にてAWSとの連携手順は完了になります。

利用後の削除について

CloudOneのご利用手順についてご案内いたしました。
ちなみに検証等でご利用後に、製品が合わない場合やご利用終了のケースの場合は削除作業が必要です。
削除作業について下記手順にてご案内させていただきます。

動画 (削除について)

AWS連携の削除

C1WSで設定いただいたAWS連携を削除します。
CloudOneのコンソールにログインを頂き、Workload Securityの画面に移動をおこないます。
画面上部、[コンピュータ]をクリックして表示される左メニューからAWSのアイコンを探し、サブメニューから[AWSアカウントの削除]をクリックします。

AWS連携の削除

設定を削除後、AWSマネージメントコンソールにログインをおこないます。
AWSとの連携操作を頂いた場合、IAMロールに下記設定が追加されています。
それぞれロールがないかを確認いただき、存在する場合は削除をお願いいたします。
下記、XXXXの箇所は任意の文字列が入ります。

  • IAMロール
    • DeepSecurity-XXXX

SPPOライセンスの解約

SPPOライセンスの解約はAWS Marketplaceでおこないます。
AWSマネージメントコンソールにログインをおこないます。
サービスメニューから[AWS Marketplace]を選択します。

SPPOライセンスの解約1

サブスクリプションの管理で表示される「Trend Cloud One」の[管理]ボタンをクリックします。

SPPOライセンスの解約2

SPPOライセンスをキャンセルして良いかの再確認をおこない、問題なければ画面内の[アクション]ボタンをクリックして表示されるメニュー内の[サブスクリプションをキャンセル]をクリックします。
確認画面が表示されますので入力フォームに「Trend Cloud One」と入力を頂き、[はい、サブスクリプションをキャンセルする]をクリックします。

SPPOライセンスの解約3

SPPOライセンスの解約4

画面上部に「サブスクリプションが正常にキャンセルされました。」と表示されたら解約手続きは完了になります。

SPPOライセンスの解約5

CloudOneにSPPOライセンスが解約された情報が反映されるには数時間かかりますので注意ください。
1日ほど時間をおいていただき、CloudOneのサブスクリプション管理にてライセンスが解除されていることを確認します。

SPPOライセンスの解約6

SPPOライセンスの解約7

CloudOneアカウントの削除

CloudOneのアカウント削除をおこないます。
CloudOneにはログインで利用しているユーザが別でございます。
ユーザは解約手続きが出来ないためご注意ください。

アカウント解約をおこなうとご利用頂いたC1WSやC1FSSなどのシステムにはアクセスができなくなります。
アカウントは30日が経過すると完全削除されます。

CloudOneのコンソールにログインをおこないます。
画面上部のアカウントが表示されるところをクリックしてサブメニューから[アカウントの設定]をクリックします。

CloudOneアカウントの削除1

アカウントの設定画面の下に表示される[アカウントの削除]をクリックして削除画面を表示します。
対象のCloudOneアカウントを削除して良い事を再確認おこない、[上記を読んで理解しました]のチェックを付けて[このアカウントを削除]をクリックします。

CloudOneアカウントの削除2

当操作でCloudOneのアカウント削除は完了になります。

動画内の資料

動画内の資料1

動画内の資料2

関係のある記事

さいごに

今回はCloud OneにSPPOライセンスを適用する方法をわかりやすく動画で説明してみました。
動画はテキストの記事と違い、短時間で効率良く操作方法を案内する事が出来ると考えています。
ただしサービスのアップデート等で操作方法が変わってしまい、陳腐化する場合もございますので今後テキスト記事と動画記事をうまいこと組み合わせてわかりやすくご案内出来ればと考えています。

少しでもお客様の参考になればと考えております。