[CeBIT2017]pee.win – 世界一のIT見本市・CeBIT #cebit17
世界最大のIT見本市・CeBIT情報をいち早くお届けする、CeBITシリーズ。 CeBITではスタートアップに限定しても450以上の企業が出展しています。そのうちの一つpee.winのブースを訪問したので紹介します。
サービスについて
Fitbitに代表されるようなアクティビティトラッカーを利用すると、移動のGPSログ、心拍数、運動活動度、睡眠時間帯などを計測することができます。
実際、CeBITでは、心電図機能を提供したり、睡眠に特化していたり、トラッキングデータをもとに人工知能を使って、、、などとヘルスケアとIoTや人工知能を組み合わせたソリューションがたくさん展示されています。 ただし、その多くは堅苦しくて退屈な印象があります。
そんな中、斜め上な遊び心のあるサービスをデモしていたのが今回紹介する pee.win です。
どんなサービスかというと、男性用の小トイレにセンサービーコンを設置し、小トイレの利用状況を計測するサービスです。
これにより、直接的には
- トイレの混雑度を知る
- 消耗品の交換時期を予測
といったことが可能になります。
また、アプリを利用するとセンサーとアプリをペアリング可能になり、排尿レコードを個人と紐付ける事ができます。 これにより、
- Fitbitなどでは計測できない排尿履歴を取得
- 排尿時間を他の人と競う
といったことが可能になります。
より高記録を出そうと、センサーに狙いを定めて排尿することで
- より正確な記録が取れるようになる
- トイレ掃除が楽になる
といった副次的な効果もうまれます。
ソリューションにゲーミフィケーションをうまく活用していますね。
担当者に聞くと、現在はレストランやバーへの導入を検討されているそうですが、お金をうまく生み出すアイデアを模索中だそうです。
CeBITでのセンサー設置
展示はスタートアップ系起業が集う11番ホールにあります。 センサーは
- 企業ブース
- ブースがある11番ホールのトイレ
の2箇所に設置されています。
ドイツでApple/Androidストアから、ダウンロードできます。
利用者の記録はウェブ上から閲覧できます。
画面にある"Sek"は"Sekond(独)=second(英)"のことで「秒」のことです。
実際のトイレは場所は「CeBIT Halle 11」になっとおり、デモブースの場所は「pee.win Stand Halle 11 A36/1」となっています。
実際に設置されていたのが次の画像です。小便器が10器以上並ぶ中、pee.win 対応していたのはこの1器だけでした。
企業ブースで配られていた4種類のステッカーも遊び心のあるものばかりです。