AWS re:Invent2013参加レポート #20 AWS認定プログラムについて Developer & SysOps Administrator
AWS認定プログラム
今年、日本でも始まりましたが、re:Inventの開催に合わせて、新しい試験(ベータ版)を受けられるようになりました。早速申し込みを行いまして受験して来ましたので報告をします。試験の結果は2ヶ月程先になりそうです。
テストの種類
- AWS Certified Solutions Architect – Associate Level
- AWS Certified Developer – Associate Level (Beta)
- AWS Certified SysOps Administrator – Associate Level (Beta)
ロードマップ
Solution Architect試験は既に日本語でも受験することができます。DeveloperとSysOps Administratorの試験は現在ベータ版で、英語のみの受験となります。
AWS Certified Developer – Associate Level (Beta)の試験範囲
この試験をパスするために必要なスキルは以下です。
必要な能力
- AWSを使ってクラウドベースのソリューションを設計、開発、デプロイできること
- コアなAWSサービスを利用し、基本的なアーキテクチャーのベストプラクティスを理解していること
- AWSサービスを用いた開発を行っていること
- S3、DynamoDB、SQS、SNS、SWF、Elastic Beanstalk、CloudFormation
また、以下の知識を求めています。
AWSナレッジ
- AWSテクノロジーを使った仕事経験
- AWS APIを使った開発
- AWSセキュリティベストプラクティスの理解
- AWSを使った自動化とデプロイツールの理解
- ストレージの一貫性についての理解
- AWS SDKの深い理解
基礎的なIT知識
- ステートレスで疎結合なアプリケーションの理解
- RESTful APIを使った開発
- RDBMSとNoSQLの理解
- メッセージングとキューイングの理解
配点
- AWS基礎 : 10%
- 設計と開発 : 40%
- デプロイとセキュリティ : 30%
- デバッグ : 20%
必要な能力のパートでAWSサービスの掲載順番が気になりました。
AWS Certified SysOps Administrator – Associate Level (Beta)の試験範囲
この試験をパスするために必要なスキルは以下です。
必要な能力
- AWS上で動いているシステムのプロビジョニング、オペレーション、メンテナンスの方法を理解している
- 新しいサービスや機能を利用して発展するシステムを理解している
- システムの運用に影響を及ぼす問題のトラブルシューティングと修復について理解している
- AWSベストプラクティスに従って構築・操作するため、ソリューションを定義し要件を特定することができる
- プロジェクト全体を通じて、デベロッパーとシステム管理者に対してAWSの操作と開発ガイドについて案内することができる
- システムセキュリティおよびデータの整合性を強制することができる
また、以下の知識を求めています。
AWSナレッジ
- 伸縮性と拡張性のコンセプト
- AWSに関係するネットワーク技術
- AWSが備えているセキュリティ機能やツール類
- AWS SDK、AWS API、CLI、CloudFormation
- OpsWorks、CloudFormation、Beanstalkを使ったAWSのデプロイと管理
- AWS主要サービスを含む、処理とネットワーク、ストレージ、CDN、データベース、アプリケーションサービス、デプロイと管理
- オンプレとクラウドのハイブリット型によるデプロイの理解
掲載されているサービスはしっかり押さえておきましょう。
基礎的なIT知識
- 複数レイヤーのアーキテクチャー:ロードバランサー、キャッシュ、WEBサーバー、アプリケーションサーバー、ネットワーク、データベース
- 疎結合でステートレスなシステム
- CDN
- システムのパフォーマンスチューニング
- ルーティングテーブル、ACL、ファイアウォール、NAT、HTTP、DNS、TCP/IP、OSI参照モデル
- RESTfull ウェブサービス、XML、JSON
- 複数のシステム開発モデル
- 公開鍵の暗号化、リモートアクセス、アクセス証明書、証明書ベースの認証など、セキュリティのコンセプト理解。
配点
- モニタリングとメトリクス :15%
- 高い可用性 : 15%
- 分析 : 15%
- デプロイとプロビジュニング : 15%
- データ管理 : 12%
- セキュリティ : 15%
- ネットワーク : 13%
参考資料
AWS Certified Developer - Associate Level Exam Blueprint
AWS Certified SysOps Administrator - Associate Level Exam Blueprint
まとめ
人柱としてそれぞれの試験を受けました。今まで学んだことを振り返ることができ、また、どれが答えなのか分からない問題もありました。まだAWS修行が足りませんね。精進したいと思います。